2013.05.31.
経済産業省 経済産業審議官 佐々木伸彦氏が講演

経済産業省 経済産業審議官 佐々木伸彦氏

佐々木伸彦氏

5月13日(月)、経済産業省 経済産業審議官 佐々木伸彦氏を講師としてお迎えし、第39回国際学部連続講演会を開催しました。学生や一般参加者など約135名の参加がありました。なお、この講演会は、グローバル人材育成推進事業の特別講演会として経済学部・国際学部の共催により実施されました。(司会:国際学部 鷲尾友春教授)

演題は、「外に向かって-TPP等の経済連携及び、新興国への戦略的な取組-」。まず、佐々木氏は、「貿易や投資に関するルール」と「TPP、EPA等の経済連携」について簡単にご説明されてから、「日本におけるEPAの取組状況」、「大市場国・地域等とのEPA」、「FTAAP(アジア太平洋自由貿易圏)への道筋」、「TPP交渉」について、詳細な資料を使ってご説明されました。また、現在、人口減少と潜在成長力が低下している日本について、今後は、海外に活路を見出す必要があると述べられ、「今後の日本企業、特に中小企業の海外進出」についてご説明されました。TPP、FTA、EPAなどについて基本的なお話から専門的なお話まで分かり易くご説明され、私達が想像しているよりも世の中のグローバル化が進んでいることを意識させられた講演会となりました。

講演終了後、佐々木氏と学生とのディスカッションおよびフロアーからの質疑応答が行われました。TPPにおける知的財産権について、なぜ日米のFTAではなく、TPP交渉を進めるのか、今後の新規産業の進出について、原発の輸出について、TPPにおける人の移動の自由化について等、学生から投げかけられた様々な質問に対し、佐々木氏は、一つひとつ真摯に答えられました。そして、最後に、「新興国への戦略的な取組」についてもご説明されました。

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