2011.10.31.
フォルカー・シュタンツェル駐日ドイツ大使が講演

フォルカー・シュタンツェル駐日ドイツ大使

フォルカー・シュタンツェル駐日ドイツ大使

10月28日(金)、フォルカー・シュタンツェル駐日ドイツ大使をお迎えし、第21回目の国際学部連続講演会を開催しました。約180名の参加者がありました。「3.11後の東アジア情勢」と題した講演の中で、大使は、この出来事を切っ掛けに日本がどう変わるか、日本の対外イメージがどう変わり、それを日本がどう受け止めリカバリーしていくか、世界が注目していると指摘され、世界が激動している中、ドイツや日本のような中規模国が相互に協力し合う重要性を力説されました。アメリカや中国のような規模の大きな国は、世界の経済のシステムがおかしくなっても、自国内市場を使えばそれなりに危機を切り抜けられるが、中規模の国々は、それだけシステムに組み入れられ、また、そうしたシステムから裨益を受ける度合も高く、システムを健全に維持管理していくことに共通利益を見出せるはずで、そうした面でドイツと日本は協同していかなければならない、と主張されました。