2011.10.21.
ペーテリス・ヴァイヴァルス駐日ラトビア大使が講演
ペーテリス・ヴァイヴァルス初代駐日ラトビア共和国大使を講師に迎え、国際学部連続講演会第20回を10月20日(木)に開催しました。学生や学外者など約200名の参加がありました。講演はラトビア語で行われ、ラトビア大使館職員のオレグス・オルロフス氏が流暢な日本語で通訳をされました。
ラトビアの歴史と文化についての映像上映ののち、ラトビア語の起源、「小さなパリ」ともよばれるラトビアの首都リガ旧市街の様子、旧ソ連とファシストドイツによる3度の支配を受けた後1991年に独立を勝ち得た激動の歴史、独立後のバルト3国のめざましい発展、それに続くバブル経済の破綻とそこからの脱却など、ラトビアの概要と歴史について紹介をされました。また、ラトビアの豊かな文化について、芸術(特に音楽)と食文化を中心に話をされました。
講演後には会場から多くの質問が寄せられました。「ラトビアに留学することの意義について教えてほしい」との質問に対して、大使は「3度の外国支配を受けながらも守り続けてきたラトビアの独自の文化に触れられること、ラトビアは人口の約4割が外国人という多文化国家であり、その多文化に触れられること」などメリットとして挙げられました。また「留学は素晴らしい経験になるので、是非積極的に留学してほしい」と会場の学生に呼びかけられました。
最後に2012年度に関学から初めてラトビア大学に交換留学することが決定している国際学部生にラトビアに関する資料などをプレゼントされました。