2023.04.18.
髙村峰生・国際学部教授が第6回仙台短編文学賞大賞を受賞
髙村峰生・国際学部教授(専門分野:英米文化文学、比較文学、表象文化論)が作品「あらゆる透明な」で第6回仙台短編文学賞大賞を受賞しました。
仙台短編文学賞は、震災を経験した仙台から、次の世代の文学が産まれることを願って2017年に創設された文学賞です。
第6回は計218編の応募があり、髙村教授の文学体験に裏打ちされた筆の強さが評価され、「あらゆる透明な」が大賞に選ばれました。
髙村教授はこれまで数多くの外国文学に触れ、2年ほど前から研究と並行して創作活動を開始。東日本大震災時は米国に留学中で、直接被災した当事者ではありませんが、東北の震災文学を一つのジャンルに閉じず普遍的な文学に開いていく必要があるという思いから、リズムや音楽、身体的な記憶を意識し、同作品を書き上げました。
「自分の力を生かせるならどんな形でも」、「その時々の方向性でやっていきたいですね」と、研究と創作活動の両方に今後も意欲を示しています。
【関連リンク】
第6回「仙台短編文学賞」受賞者決定のお知らせ(2023年3月4日)