学生レポート 平山 励 さん

[ 編集者:経済学部・経済学研究科       2020年3月3日   更新  ]

卒業を迎える4年生から 2020年3月3日

平山 励 さん (中央)

【卒業年月】2020年3月
【名前】平山 励(ヒラヤマ レイ)
【出身高校名】関西学院高等部
【研究演習名】栗田ゼミ
【就職・進学先】The University of Sussex (IDS), MA Development Studies

大学時代打ち込んできたこと何ですか?

セネガルで農村調査中

 社会的構造や人の欲から生まれるあらゆる「格差」の解決策を模索してきました。特に注力した領域として、ジェンダー格差やメディアによって生まれる情報格差、そして田舎と都市部の地域間格差です。ジェンダー格差に関しては、女性の地位が低いセネガルで、妻の家庭内での交渉力を上げるための研究を行いました。西オーストラリア大学での交換留学から一時期こっそり抜け出して、アフリカのセネガルに行きフィールド調査をしたのは今でも良い思い出です。情報格差の取り組みでは、若者に政治への関心や自身の考えが芽生えるような記事を執筆するために、大統領選挙期間にて現大統領Donald Trumpと同時期候補者Hillary Clinton、韓国の大統領ムンジェインに会いに行きました。地域間格差に対しては、学生団体を立ち上げ兵庫県丹波篠山市の限界集落にて地域に根ざす活動を地域の方々と行なっています。どの活動を取っても、助けたい人、変えたい社会があり、それに青春を全て捧げました。

大学時代の経験を今後どのように活かしていきたいですか?

「困っている相手に、ひょっこり現れ、色んな手段を持って尽くせる人になる」そんな人物になれるように大学での経験を活かせればと思っています。様々な活動を通して、世の中には経済的な利益にならず、決して当事者が語ることもないが、でも社会のためには聞き逃してはならない声があることを学びました。資本主義社会では、社会的価値は原理的にどうしても気付きにくいため、あえて、ビジネスの世界から一歩引き、その外からでないと見えないこと、伝えられないことを大学院そしてその後の人生で模索していきます。

卒業までの残りの期間をどのように過ごしていますか?

ヒラリークリントンが勝利演説にて出てくるはずだった会場

 幸いなことにイギリスでの大学院からいくつかオファーを頂きました。入学までの間は、NPO法人 Social Value Japan(SVJ)やNPO法人 Asian Venture Philanthropy Network(AVPN)にて働いています。そこで私が行なっていることは、経済的には測れない社会的価値をうまく見える化してやり、人や世界のためにどうそれをマネージメントするか、そしてそういった潮流をどう国内外で作っていくかを模索しています。私の行く大学は、The University of Sussexといい、地方や途上国の成長戦略について学ぶDevelopment studiesに所属予定です。生徒は社会人の経験を持つ30歳以上の人がほとんどです。彼らとより深い議論を体現するため、大学生のうちから社会に身を投げ打ち、働いています。

後輩達やこれから経済学部を目指す高校生にメッセージをどうぞ

 このページを読んでいるということはもしかしたら経済学部への入学を検討している人でしょうか?視座高く世界の動きを捉える “マクロな経済学”、人や地域に寄り添い最適なニーズを満たす政策に貢献する“ミクロの経済学”、どちらも非常に興味深い学問分野です。しかし大学で1番大事なのことは、"専門性"を深めることより、多様な人との出会いから生まれる"学び"が線のように繋がっていく軌跡にあると私は信じています。他人と差別化を図り、蹴落として一番の成績を取るよりも、身近な人やコトに寄り添い考えられる人間の方がより"学んでいる"のかもしれません。最後に、大学で自由に使える時間とそこから生まれる可能性は本当に無限大だと思います。自分がしたいこともそうでないことも何でもやってみることで自分が磨かれていきます。その起点に、あなたの大学生活がなることを願います!ご質問等あればray46492@gmail.comまで気軽に連絡ください:)