2019年９月３日、４日の２日間で東京研修を実施しました。その２日間を通して、東京証券取引所、民間銀行、日本銀行、国会議事堂・自民党本部を訪問させていただきました。この２日間で得た学びや、感じたことを報告させていただきます。

　１日目は東京駅に集合した後、東京証券取引所を見学しました。ビデオで日本取引所グループに属する東京証券取引所、大阪取引所、日本取引所自主規制法人について学びました。その後約３０分間で模擬取引を体験し、株取引とはどのようなものなのかを体感する事が出来ました。 東京証券取引所見学後は、民間銀行の本社を訪問させていただきました。当銀行ではマーケットやディーリングの説明を受け、一部働いている様子の見学、更に金融機関の海外事業やデジタル化についての説明を聞き、今まで知らなかった当銀行の業務を詳しく知ることが出来ました。その後、多くの行員の方々との懇親会を行い、実際に働いている社会人の方から貴重なお話を聞かせていただきました。関学出身の方も多く、和やかな雰囲気で社会人の先輩として就職活動の悩みなども聞いていただき、ゼミ生それぞれが社会人になるために必要なことたくさん学ぶ事が出来ました。

東京証券取引所

　２日目は午前中に日本銀行を見学しました。まず日本銀行に関する簡単な紹介を聞いた後、日本銀行が実際に行っている金融政策についての講演していただきました。難しい話ではありましたがこれから金融を研究していくうえで貴重なお話を聞かせていただきました。その後貨幣博物館を訪れ、弥生時代の貝殻や和同開珎、江戸時代の金貨・藩札、戦前の貨幣などを見学し、日本の貨幣の歴史を知るこが出来ました。最後に明治２９年に完成した日本銀行本館を見学し、日本銀行の歴史と、実際に業務が行われているフロアで日本銀行が行っている仕事を近い距離で感じることが出来ました。

　午後には国会議事堂を見学しました。議員食堂で昼食を食べた後、一般人では立ち入ることが出来ない施設を多く見学させてもらい非常にいい経験になりました。また、本会議場も国会閉会中であったため一般席から見学でき、日頃テレビでしか見ることの出来ない場所が目の前にあるため、政治が身近なものに感じられました。最後に国会議事堂から10分ほど歩き自民党本部を訪問させていただきました、同施設では、自民党総裁演説を行うホールや党役員らが集まって会議を行う部屋、総裁室、選挙開票時の会見や記者会見を行う部屋などを見学させていただきました。その際テレビなどで実際に報道されているところに入らせていただき、今まではテレビの向こうの遠いものと思っていた政治を身近に感じられるきっかけになりました。

日本銀行

　今回の研修では日本の政治経済において欠かせない施設を見学する事ができて非常に良い経験となりました。見学や講演で学んだことをこれからの大学の研究はもちろん、ニュースの見方など日々の生活にも生かしていきたいです。