2019.04.08.
【栗田ゼミ】ISFJ日本学生政策会議で数々の賞を受賞

 私たち栗田ゼミは12月8日・9日に東京で開催されたISFJ日本学生政策会議(Inter-University Seminar for future of Japan)に参加しました。ISFJとは学生がそれぞれの問題意識に対しての政策提言を行う論文大会で、毎年130本近い研究報告が行われ、学部学生の研究大会としては日本で最も大きなものだと思います。
 栗田ゼミからは今年は以下10本の論文が出場しました。これまで栗田ゼミでは、アフリカ各国での農村調査に基づいた研究報告を行ってきました。2018年度もセネガルでの調査をもとにした論文が4本エントリーしています。
 それ以外にも、栗田ゼミでは、ゼミ活動の一環としてSmilocal活動という主に国内・関西地域を対象とした研究・実践活動を行っており、現在は10のグループで活動しています。詳しくは以下のWebsiteをご覧ください。

http://kurikuri-research.net/smilocal.html

 その中でも今年は、御所班、ホームレス班、伝統芸能班、防災班、農業班の5つが参加しました。
 さらに栗田ゼミでは、ゼミ活動の一環としてTouch the World活動という海外を対象とした研究・実践活動も行っています。現在は3のグループで活動しており、詳しくは以下のWebsiteをご覧ください。

http://kurikuri-research.net/touchtheworld.html

 Touch the World活動からはCreating Happiness Journey(CHJ)がバリでの調査活動をもとにした研究報告を行いました。

① 地域コミュニティを拠点にした住民主体の地域活性化~奈良県御所市を事例に~
② 路上生活者における社会的排除の現状
③ 京都府における漆器産業の現状と再生への挑戦―京漆器の事例を用いてー
④ 神戸市における防災福祉コミュニティの運営強化要因分析
⑤ 篠山市後川地区におけるコミュニティ衰退に対する若年層の役割
⑥ セネガル漁村における漁業保険の需要~保険理解度が与える加入意思への影響~
⑦ セネガルにおける対労働市場政策の改善―インフォーマル部門における労働者の質に着目してー
⑧ セネガル農村における、日本的な支援がもたらす農家のマネジメント能力への影響―SHEPの事例を用いてー
⑨ セネガル農村における夫婦間の協調行動が家計内の経済行動に与える影響
⑩ バリ島観光産業の促進―長期的な観光開発を見据えてー

 ISFJでは優れた論文に対して最優秀賞・優秀賞・分科会賞の3種類の賞が与えられます。栗田ゼミが参加した10本の論文の中から、①地域コミュニティを拠点にした住民主体の地域活性化~奈良県御所市を事例に~が、130本中上位5本の論文に与えられる優秀賞に選ばれました!
 また、②路上生活者における社会的排除の現状、⑥セネガル漁村における漁業保険の需要~保険理解度が与える加入意思への影響~、⑦セネガルにおける対労働市場政策の改善―インフォーマル部門における労働者の質に着目して-、の3本がそれぞれ分科会賞を受賞しました。
 論文執筆にあたって自分たちの思うように研究が進まず、壁にぶつかることも多々ありました。しかし、全員が最後まで諦めず、そして真摯に研究に向かったことでこのような賞を受賞することができたと思います。賞を受賞することができなかった班もありますが、ISFJという場所で自分たちの研究成果を多くの人に伝えることができただけでなく、他大学の方の研究について知ることができ、これから研究を進めていくうえで非常に刺激を受けました。

写真は優秀賞をとった御所班のメンバーです

写真は優秀賞をとった御所班のメンバーです