立教大学との合同ゼミ発表会

[ 編集者:経済学部・経済学研究科       2018年1月29日   更新  ]

大学
 

立教大学 池袋キャンパス

 久保ゼミ4期生は、立教大学の佐藤ゼミおよび舩木ゼミとの合同ゼミを含む、3泊4日のゼミ合宿を東京で行いました。久保ゼミでは、「固有のCSRの領域──利益追求にも法令順守にも当てはまらない企業のなすべき/なさざるべき行動とは」と「音楽著作権市場における管理団体の存在意義──日本での著作権団体の独占体制に替わるあり方」の2つのテーマについてそれぞれ研究を行ってきたので、その成果を発表することが最大の目的です。

第1日目 11月24日
関西国際空港集合→成田空港へ
ホテル到着後、決起集会を含むご飯会

第2日目 11月25日
                午前中にホテルで最終準備&リハーサル
                午後から立教大学、池袋キャンパスへ移動

合同ゼミの様子①

 第1報告 <佐藤ゼミ>
 テーマ「バジョットと現代の銀行制度」
 現在の銀行業は、「優良な担保」が減っているという事情と「負の烙印問題」のため、バジョット・ルールをそのまま適用するべきではなく、中央銀行の役割を「最後の貸し手」から「どんな時も頼りになる質店(PFAS)」へと変えていくべき、という趣旨でした。久保ゼミの学生からは、根拠として挙げられている「負の烙印問題」について多くの質問がなされました。
 
 第2報告 <久保ゼミ>
 テーマ「固有のCSRの領域」
 現在必ずしも意味が明瞭ではないCSR(企業の社会的責任)について、経済学や法学などではどのように考えられてきたかを一瞥した後、それらが見落としてきた固有のCSRの領域を明らかにするという内容でした。佐藤ゼミからは、「なぜ固有のCSRの領域を定義付ける必要があるのか」などの根本的な質問が多かったです。
 
 コーヒーブレイク
 2グループの発表を終え、中休みとしてコーヒーブレイクの時間を取りました。両大学のゼミ生たちの懇親を深める良い機会となりました。

発表風景

 第3報告 <舩木ゼミ>
 テーマ「貨幣の本質と貨幣システムの変化」
 アメリカ1国の経済状況に左右されるドル基軸の国際通貨システムから、仮想通貨を基軸とした貨幣システムへ変換すべきだ、という内容でした。仮想通貨の管理をどのように行うかといった質問や、国家の後盾がないなかでどうやってその価値が保証されるのかといった質問が出ました。
 
 
 第4報告 <佐藤ゼミ>
 テーマ「今日の社会とソーシャルゲーム」
 ソーシャルゲームの依存性から、未成年から成人までの過度な課金が行われているという現実対する対処や、今後のソーシャルゲームのあり方についての内容でした。テーマに馴染みがあったせいか、久保ゼミからは、この報告に対して最も多く質問が出ました。

 第5報告 <久保ゼミ>
 テーマ「音楽著作権市場における管理団体の存在意義」
 日本の著作権市場をアメリカの音楽著作権市場と比較分析した上で、事実上の独占体制を敷いている日本の著作権管理団体JASRACを2つに分解し、競争させるべしという結論を導いています。佐藤先生から音楽著作権取引をマーケットとして捉えてよいのかという質問があり、舩木先生からは音楽家の権利保護という管理団体の本来の目的にもう一度目を向けるべきという指摘をなされました。

報告終了後 
 3人の先生方から、5つの発表の総評をいただき、この合同ゼミで報告された研究をさらに深く掘り下げていけるようなコメントをいただきました。今回の合同ゼミでは同年代の他大学の学生と多くの質疑応答をすることができ、とても有意義で貴重な時間を過ごすことができました。

懇親会パーティー
 立教大学内の食堂「レストラン・アイビー」へと移動し懇親会をしました。報告の話だけでなく、お互いの学校での話などで交流を深め、とても盛り上がりました。

 

終了後

第3日目 11月26日
 午前中はホテルで前日の合同ゼミでの反省会を行い、その後は自由行動となりました。スカイツリーへ行ったり、浅草観光、中には静岡に観光に行く者もいましたが、各自有意義な時間を過ごしました。

第4日目 11月27日
成田空港→関西国際空港→解散

【合宿を終えて】
 今回のゼミ合宿を通して、グループ研究での問題解決やデータ収集の難しさやみんなと予想した結果が当たっていた時の嬉しさなどに気付きました。また、立教大学の佐藤ゼミおよび舩木ゼミの発表を聞き、自分の持っていなかった意見や興味を持つことが出来ました。他大学と自分達の研究を発表しあうということはなかなかないので、このような機会を設けて下さった両大学の先生方にはとても感謝しています。この3泊4日の東京合宿で学んだことを今後の研究、ゼミ活動に活かしていきたいと思います。(文責 杉岡兼太朗)


 

終了後