野村ゼミ 3学年合同合宿

[ 編集者:経済学部・経済学研究科      2017年10月17日   更新  ]

今年のゼミ合宿は赤穂で

 野村ゼミでは夏休み中の9月6日(水)と7日(木)の2日間、「赤穂研修センターみさき」において、3学年合同合宿を行いました。今回で3回目となったタテ合宿は、事前に開いた準備会で学年を越えてコミュニケーションをとっていたので、参加しやすい雰囲気でした。瀬戸内の穏やかな景観のなか、全室オーシャンビューという恵まれた環境で、リラックスしながら過ごすことができました。

毎年恒例、現地でテーマ発表

グループワーク

グループワーク

昨年と同様、ゼミ合宿のメインイベントはグループワーク。今回のテーマは、「<ジャパネットのむら>の一員として、産業構造を変えるようなAI商品を考え、トップセールスを目指せ!」でした。3・4回生の実行委員が企画していたのですが、他のメンバーにテーマが伝えられたのは、現地到着後。評価基準は独創性、簡潔さ、ユーモアの3点です。近年注目されているAIを組み込んだ商品を考えるのは、消費者のニーズを探る点からも頭をひねらなければならず、難しく感じました。
 グループワークをする部屋を決めるため、最初にアイスブレイクをしました。「無人島で一番長く生き延びるために必要なモノ」を、指定された選択肢から優先順位をつけて選ぶという内容です。正解率が高いほど点数がもらえ、広い部屋を選ぶことができるということで、ここからグループ間の競争意識にスイッチが入りました。その後、各部屋に分かれて、AI製品のアイデアを練る作業に。

商品内容だけでなく、寸劇練習も

 例年、4回生はアドバイザーでしたが、今年はグループメンバーに加わり、3学年混合チームとしました。そのため、考える際に学年ごとに違う意見が聞けて、新たな発見が多くありました。現在、既に考案されているAI商品以外で、AIを活かせるものは何かということから考え、意見をまとめて、画用紙に商品のイメージ図を描きます。そして、評価基準の中にユーモアが含まれていたため、グループごとに寸劇の練習をしました。
 今年は普段のゼミ報告のようなパワーポイントやPreziに頼ったプレゼンではなく、あえてパソコンを使用しないという方針で臨んだのも変更点です。また、夕食後にはグループワークとは別のグループでのゲーム大会。食堂を遅い時間帯まで使わせてもらい、イントロドンなど盛り上がるゲームを通して、更に学年を越えて親睦を深める時間となりました。

ゲーム大会

ゲーム大会

笑いの絶えない成果発表

成果発表

成果発表

2日目の午前中に成果発表。<ジャパネットのむら>になりきって発表するグループもあれば、芸人のモノマネを取り入れたグループもあり、個性あふれる発表ばかりで部屋の中に笑い声が響いていました。最先端と思えるAI商品を、手作り感のあるチラシとトークで売り込むというギャップも楽しめました。
 発表方法は各グループで様々でしたが、考えた商品の内容も多様で、AIをうまく活用すればこんなに可能性が広がるのだと実感しました。また発表のポイントとして、いかに端的な言葉を使って説明するかということが分かり、言葉選びや伝え方の大切さをこのグループワークで学びました。

グループ別スポーツ大会

 午後からは宿舎近くの体育館に移動して、スポーツ大会を行いました。「しっぽ取り」、9人10脚、コート1周リレーの3種目で、学年を越えて応援、協力する姿や、全力で走り回り、汗を流している場面も見られました。ラストを飾ったのは、学年別対抗リレーでした。お互い譲らぬ攻防の末、3回生が優勝に輝きました。

スポーツ大会

スポーツ大会

合同合宿を終えて

キャンパス内では、3学年そろって何かをする機会が少ないので、こういった交流の大切さを認識しました。2回生は、上回生の引っ張る力を学ぶことができたと思います。また、3回生は全体をまとめることの難しさを知り、最高学年への心構えができたはずです。
 このように、プレゼン能力などのスキルアップだけではなく、改めてこのゼミに所属しているんだと再確認し、教室では学べない協調性を成長させることができました。今年度は、3学年で合宿を行う本当の目的を達成できたと感じています。今後もこのような有意義な合宿を続けていけるように、準備等を怠らず、次年度につなげようと思います。

3学年集合写真

3学年集合写真