交換留学  苦木 瑚々呂さん

[ 編集者:経済学部・経済学研究科      2017年8月28日   更新 ]
苦木さん

  苦木 瑚々呂 (にがき こころ)
  
  【留学先】 
   デュッセルドルフ大学(ドイツ)
  【プログラム】
   交換留学(2016年10月~2017年2月)

留学中の喜怒哀楽や困ったことは?

 留学中を喜怒哀楽で表すと、喜楽が95%、怒1%、残りが哀4%と言ったところでしょうか。それほど、留学を楽しめたと思います。周囲の友人(ドイツ人、他大学の日本人留学生、他国からの留学生)は本当に良くしていただき、一生の思い出も出来ました。もちろん、言葉の壁を感じたり、困難に陥って戸惑うこともありましたが、自分は選んで勝手にドイツへ来たので多少思い通りに行かなくても、イライラするのは止めようという心構えで生きていました。寒い日にシャワーからお湯が出なかったとき、新年早々に高熱で寝込んだ時はさすがに困りました。やっぱり健康第一ですね!

苦木さん①②

ケルン大聖堂の前で            ボンのクリスマスマーケット

留学先でできた友人とどのようなコミュニケーションをとっていますか?

 私のドイツ語学習歴は2年弱でしたので、正直コミュニケーションを取れるか心配でした。しかし、いざ行ってみると、他大学からの日本人留学生の方も多く、英語の授業を取りに来ている他国の留学生も多く、日本語、英語でコミュニケーションを取ることが出来ました。日本の大学生の方とは、方言の違いについて、他国の学生さんとはお互いの国について紹介しあったり、趣味の話をすることが楽しかったです。

1週間の生活を簡単に教えてください。

 時間割は自由に選択することが出来たので、金曜日は全休にして余裕をもって一週間を過ごせるようにしました。月曜から木曜は授業に出席し、空いた時間に家事や課題をこなすようにしました。金曜日はタンデムパートナーとお互いの外国語を勉強したり、日帰り旅行や金曜から日曜の三連休を利用して近隣諸国へ旅行したりと有意義に使っていました。ドイツでの一週間は本当に早く過ぎ去りました。それだけ、楽しんでいたみたいです。

苦木さん③④

寮付近の公園の時計広場               朝8時、登校時の風景 

留学をするために大切な準備は?

 国によって必要な準備は異なりますが、ビザが予め必要な人はビザの準備。到着後にビザを発行する国であったら、ビザ取得に必要な書類は準備しておくべきだと思います。手続き関係は母国語で出来るのが一番安心だと思います。また、留学先の国の文化、言葉、慣習、情勢など知っておいて損ではないので、本やネットで情報収集しておけばいいと思います。後は、楽しむ気持ちがあれば、大丈夫だと思います。ポジティブに生きていれば何とかなると思います。

留学で得たものは?

 視野が広がりました!特に、ドイツは移民や留学生が多いので、ドイツ人だけではなく、韓国、中国、イタリア、ロシア、トルコなどなど、、国を挙げるとキリがない程、様々な国の方と話すことができました。日本では当たり前だと思っていたことが、他国にはなかったり、逆に、そんな文化があるんだ!と驚くことも何度かありました。こういった経験を通じて、日本の良さを再認識したり、改善点を見つけることも出来ました。また、ドイツ在住の日本人の方とも交流でき、多種多様な人生の在り方というものを学べたと思います。

帰国後、留学の経験を生かしてやりたいことは?

 留学を通じて、日本ならではの文化や、「ここはもっと推したらいいのに」と気づいたことが何度かありました。例えば、電車の自動改札機やウォシュレットトイレとかの高度な技術です。また、留学中の旅行を通して、世界遺産に興味を持ったので、世界遺産の勉強を始めました。そして、改めてドイツ語力をもっと伸ばしたいと思いました。将来は英語とドイツ語を活かして仕事し、生活できるようになりたいです。