栗田ゼミメンバーが立ち上げたJASID-JASNIDSが国際開発学会プレイベントで本格始動!

[ 編集者:経済学部・経済学研究科       2017年6月2日   更新  ]

「第18回国際開発学会春季大会プレイベント JASID- JASNIDSオープニングイベント」が5月27日、西宮上ケ原キャンパスで開催され、国際協力、ボランティアなどを主たる活動内容とする2つの学生団体(Book for Children、上ヶ原ハビタット)が関西学院大学から参加し、それぞれの活動についてプレゼンテーションしました(上記2団体の他に、学生団体くじら、関西SIVIO、TRY(外国人労働者・難民と共に歩む会)、Infinite Connection、Share Step、ボランティア活動基金VAF、近大国際ボランティア団体APOLLO、の合計9団体が参加しました)。

JASID-JASNIDS(Japan student network for international development study:日本学生国際開発研究ネットワーク)は、関西における学生主体の国際ボランティア団体のネットワークを組織し、団体メンバーの交流や情報発信を行うための組織で、経済学部の栗田匡相准教授とそのゼミ生の働きかけによって今年度より活動を開始しました。JASID-JANIDSは、大規模な研究学会組織である国際開発学会(JASID)の若手人材育成の役割もあり、単なるネットワーク作りだけではなく、公的機関や研究活動との関わりにおいてもその役割が期待されています。

5月27日のプレイベントの目的は、学生が報告会を通じて、それぞれの学生国際ボランティア団体がどのような活動をしているのかを知り、また国際協力や国際開発学の専門家、実務家とともに「学生として国際協力を行う意義」について考えることです。
栗田ゼミからも、2012年から活動を行っているBook for Children(BFC)が報告を行いました。報告を担当した経済学部三回生の牧野愛さんがBFCへの想いとJASID-JASNIDSに参加した感想を語ってくれました。

~BFCの活動への想い~

BFCの主たる活動は、毎年3年生の夏に行なう途上国でのフィールド調査後、現地での学びを経たゼミ生が、その国の子ども達にオリジナルの絵本を製本して届けるというものです。フィールド調査を通して途上国には、「本」や「子ども達の学ぶ機会」が圧倒的に足りない現状を目の当たりにしてきました。途上国で暮らす一人でも多くの子ども達が一冊でも多くの本に出会い、「自分の知らない世界」にワクワクしてほしい。そんな思いで日々活動しています。「絵本活動」だけでなく、新たなプロジェクトも始まっています。教材不足の現状を改善するための「教材製作」とその提供、日本と発展途上国の子どもたちをつなぐ活動としての「絵はがき」・「ビデオレター」の交換。今までの活動に携わってきた人たちの思いを私たちは受け継ぎ、支援の幅を広げ活動していきます。少しでも「知らない世界」を子どもたちに届けられるように、そして永く続けることができるように、BFCは進みます。

これまで、そしてこれから出会う子どもたちへ。

私たちと出会ってくれてありがとう。待っていてください、出会うそのときまで。これからも、BFCの活動は続いていきます。まだ知らない世界に、ドキドキしながら待っていてください。

~JASID-JASNIDSオープニングイベントに参加して~

すばらしい!この一言に尽きると思います。

一つ一つの参加団体が溢れんばかりの熱い想いを語り、分野・対象・目的は違えども、同じ方向性・志を持っているのだ、と感じました。また、「なぜ、国際協力に携わっているのか」。この疑問に対して、「ひとのために何かをしたい」ということではなく、「自分のためにしたいのだ」という自身の奥にあった気持ちに触れることができました。プレゼンテーションやディスカッションを通して、さまざまな考えや意見に出会えたことはもちろん、専門家の方々に評価していただけたことも、よい学びになりました。私たちは「今、どんなことに取り組もうとしているのか」。そして、「どんなことを目指していて、そのために何が必要なのか」。私の周りに無数に散らばっていたそれらが、気がつけば一つの形あるものとして存在していました。それは、きっとこれからの私たちを導いてくれるものだと確信しています。JASID-JASNIDSオープニングイベントに参加できたことを、心から感謝します。

左:報告を行う牧野さん(写真右) 右:真剣に報告に聞き入る参加者達

左:報告を行う牧野さん(写真右) 右:真剣に報告に聞き入る参加者達