慶応義塾大・関西学院大産業組織論合同ゼミ

[ 編集者:経済学部・経済学研究科       2017年10月16日   更新  ]

 1月上旬、新海ゼミの3年生は、慶応義塾大学商学部大野ゼミの4年生と関西学院大学猪野ゼミ3年生との「産業組織論合同ゼミ」を名古屋で行いました。
 
 この合同ゼミは今回が一回目であり、指導教員、学生ともに手探り状態での企画でした。
 これら3つのゼミは普段の活動でのテーマは異なるものの、同じ「産業組織論」を学ぶゼミであり、慶応義塾大大野ゼミは卒論の報告、関学猪野ゼミ、そして新海ゼミはグループごとの報告を行いました。

Aセッション

■猪野ゼミ「口コミサイトの台頭により市場はどのように変化したのか」

行動経済学を応用して「食べログ」や「Amazon」といったレビューが消費行動にどう影響をあたえるか分析したものです。

■新海ゼミ「USJがディズニーに勝ったのはなぜか」

ホテリングモデルを使った分析で図でわかりやすく報告しました。理論だけでは説明できない内容も実例に応じて紹介しています。

セッションA

Bセッション

■新海ゼミ「合併の理論的研究―百貨店業界を例に」

 クールノーモデルを応用した水平合併を、さらに複数企業間での合併にモデルをゼミ生が独自に拡張したモデルの報告です。

■大野ゼミ「小売業の集積要因分析」
 
 全国市町村という大量のデータを収集、計量的に分析された卒業論文の報告です。

セッションB

Cセッション

■大野ゼミ「企業特性に応じた コーポレートガバナンス整備のメカニズム」

 こちらも卒業論文の報告で、コーポレート・ガバナンス整備の影響を計量的に分析しています。

■猪野ゼミ「航空産業の 非価格戦略について」

 近年話題のFSC(フルサービスキャリア)とLCC(ローコストキャリア)という航空産業の非価格戦略の報告です。

セッションC

報告に対しては教員、学生からの討論・質疑応答がありました。研究している内容が違うので、普段とは違った視線からの指摘や疑問、助言を多く得ることができ、とても有意義な時間でした。それぞれのゼミ生からは「同じ産業組織論を応用した研究の報告だったので、どの発表も興味深くあっという間の時間だった」とのことです。

・懇親会
 新海先生が予約してくださった「隠れ家的なイタリアンレストラン」での懇親会。ここでは大学、学年、教員、学生関係なく様々な話題が飛び交いました。食事も大変美味しかったです。また「これからも継続的にこの合同ゼミをやろう」ということになりました。

・最後に
 今回の合同ゼミを通して、同じ産業組織論を学ぶゼミでもこんなにも違うのか、ということに気付きました。物事を一側面から見るのではなく、全く別の視線からも見る大切さを実感することができ、今後の学習、研究に反映していくことができればと思います。
そしてこれからも慶応義塾大大野ゼミ、猪野ゼミとの交流をよりいっそう深めることが出来ればできれば幸いです。

この度は大野先生、猪野先生、そして新海先生ほんとうにありがとうございました。(文 九門信)