「われら関学経済人」 山根 太郎 さん

[ 編集者:経済学部・経済学研究科       2015年11月6日   更新  ]

~関学経済学部生からのメッセージ~「われら関学経済人」

山根 太郎 さん

      
  【卒業年月】  2008年3月
  【名  前】  山根 太郎 (ヤマネ タロウ)
  【年  齢】  32歳
  【出身高校名】 関西学院高等部
  【基礎演習名】 加藤 和孝ゼミ
  【研究演習名】 根岸 紳 ゼミ
  【勤務先】   株式会社サンワカンパニー

   ※ 本ページの内容は2015年11月現在のものです。

これまでどんな仕事をされてきましたか?

 まず2008年伊藤忠商事株式会社に入社し、繊維カンパニーに配属されました。配属当初は課の決算取り纏め、輸出入の船・飛行機の手配、通関管理等の貿易業務に加え、毎日英語の研修を受けていました。起きている時間の殆どを仕事と英語に捧げる日々でしたが、その甲斐あってたった1年で多くの事を吸収できたと感じています。
 その後有名ブランドのライセンスビジネスおよびOEMの国内営業を担当した後、2010年から2年間中国・上海に駐在致しました。帰国後は駐在経験を活かし、中国をメインの生産地とするスポーツOEM事業に携わりました。
 2014年亡き父が創業者であるサンワカンパニーの社員からオファーを受け、当社代表取締役社長に就任致しました。アパレル業界から建築業界への転身となり、全くゼロからのスタートでしたが、学生時代そして前職で得た経験を元に主にヨーロッパ、東南アジアでの海外展開および次の30年間に繋がる新規ビジネスに注力しています。
 コストが一番高い以上、会社へのパフォーマンスも一番高くなければいけないと常に危機感を持って業務に取り組んでいます。

経済学部ではどんな学生でしたか?

 正直に申しましてあまり真面目な学生ではありませんでした。当時年間の半分をテニス選手として海外遠征に出かけていたため、どの授業も出欠はギリギリでしたし、成績も優秀とは言えなかった思います。それでも世の中の原理・原則であるマクロ経済学や、ゼミで根岸教授から教えて頂いた経済統計学等は現職において経営を行う上で世の中の流れを掴んだり、数字から実態を把握し意思決定するのに非常に役立っています。
 何より在学中2006年から2007年にかけて経済学部に学費を援助して頂き、イタリア・フィレンツェ大学に交換留学に出して頂いたことから得た学びが一番大きかったように感じます。欧州経済という魅力的な専攻テーマもさることながら、授業は全てイタリア語のため語学の学習、そしてヨーロッパ中から集まった学生で構成されるクラスの多様性、アジア人に対する差別、休暇中のヨーロッパ周遊等、学業以外でのことも多く学ばせて頂いたことは非常に感謝しております。

今の経済学部生にメッセージをお願いします!

 学生である以上、勉学に励むのは当然ですが、なにより夢中になれるものを見つけてください。理想はそのままそれを仕事にできることですが、そうでなくても自分が打ち込んだもので、壁にぶち当たった挫折が自分を強くし、小さな成功が自信を生み、その時の仲間が人生を豊かにしてくれます。
 何よりその打ち込んだもの自体がその後のコミュニケーションツールになります。私の場合、イタリア留学時代、上海駐在時代、自分にテニスがなかったら現地での交友関係も学校、会社のみの狭いものだったに違いありません。
 何かをやり切った自信は国籍を問わず必ず相手に伝わります。グローバル人材というのは英語が話せるだけの薄っぺらい人間の事でもなく、単なる旅行で何か国も廻って知ったかぶりをすることでもありません。私もそうでしたが英語も海外経験もその気になれば就職してからでも手に入ります。でも皆さんの今という時間は二度と返ってこない貴重な時間です。是非何かに打ち込み充実した学生生活を送ってください。

これから経済学部を目指す高校生にメッセージをお願いします!

 今、自分の高校生の時代を思い返してみても、経済学というものに対して理解が深かったとは思えません。きっと皆さんも同じだと思います。経済学とは原理・原則です。世界経済の根底にあるルールのようなものですから、これから大学生活を経て、ビジネスの世界で活躍する上で必要なものになります。実際に卒業生には、ビジネスの現場でご活躍されていらっしゃる先輩が世界中にたくさんいます。その先輩方とのネットワークも歴史ある関西学院大学経済学部の魅力の一つであると思います。
 関西学院大学経済学部での4年間を通してスクールモットーであるMastery for serviceの精神を学び、人として成長した上で、社会の役に立てるようになってほしいと思います。是非将来の事を真剣に考えて、実りある大学生活にしてください。