国連セミナー(ニューヨーク) 平田 依里朱さん
平田 依里朱(ひらた えりす)(経済学部2年生)
中段右から2間番目が平田さん。国際連合本部ビル前にて。
【研修地】
New York, NY USA
【プログラム】
国連セミナー(2014年8月9日~2014年8月22日)
国連セミナーに参加したきっかけ
私が国連セミナーに参加しようと思った理由は、特に将来国連で働きたいというような理由ではなく、国連という国際的組織について知りたいと思ったからです。国連は学校の教科書にもでてきていたり、ニュースで報道されていたりしますが、個人的に国連がどのような活動を行っていて、どのような仕組みで成り立っているのかについて全く無知であったということと、また、このプログラムは一部の大学でしか国連から許可が下りていないので、とても貴重な体験ができるのではないかという、好奇心で応募しました。
もちろん、私のように、漠然とある好奇心で、この国連セミナーに参加する人もいましたが、中には将来国際的な場で働きたいという具体的な目標をもって参加する学生もいました。また、このセミナーを通して、上ヶ原キャンパスだけでなく三田キャンパスの学生たちとも交流できます。
授業
ニューヨークに行く前に事前学習として、一か月に一回ほどの授業が土曜日にありました。この事前学習では、テーマ別にグループに分かれ、国連についてグループごとにプレゼンを行いました。実際、ニューヨークでは、基本土日以外、授業が毎日ありました。まるで学校のように午前から夕方までフルで講義が準備されています。場所は国連本部であったり、他の専門機関の建物であったり、その日によって異なります。講義は日本人、外国人に関わらず国連の職員の方が講義されることもありました。主な講義内容は、国連が取り組んでいる国際的問題や業務・援助活動、国連職員個々の体験など多岐にわたります。講義の中にはとても専門的で難しい問題もありましたが、それほど複雑な社会に私たちは生きているということを実感しました。
国際連合本部ビルは、アメリカ合衆国ニューヨーク市、マンハッタン島東辺に位置します。
大変だったこと
私だけでなく、セミナーに参加していたほとんどの学生はニューヨークに来たことが一度もなく、皆到着するまでは不安と緊張でいっぱいでした。私は海外生活が長く、英語は得意としていたので、語学面では苦労しませんでしたが、ニューヨークの環境に最初は慣れず、時差ぼけもありました。また、毎日の移動手段はバスか地下鉄で、日本でいうICOCAのようなメトロカードを購入しなければならないのですが、そのカードの仕組みがわからず苦労しました。驚くことに、地下鉄の駅には駅員さんの存在はなく、カードの利用案内というものありませんでした。日本のICOCAよりも使い方が不便だったと思います。また、ニューヨークで道に迷った時に、誰でもフレンドリーに教えてくれたので、特に迷子になることはありませんでした。街には、地図がところどころにありますが、細かいところまでは記載されていないので、日本語のガイドブックの地図を利用すると便利だと思います。また、宿泊したホテルがニューヨーク中心地のマンハッタンに位置し、とても賑やかで便利でしたが、夜は少し危険な匂いがしたので、夜の外出は控えていました。
楽しかったこと
私は事前学習のグループメンバーととても仲良くなり、放課後や土日はそのメンバーでニューヨークを観光しました。メンバーの中にニューヨークのガイドブックを持ってきていた人がいたので、それを活用してニューヨークを満喫しました。よりニューヨークを楽しむためにも事前にガイドブックを購入することをおすすめします。毎日講義があるので、大変な面もありますが、授業後はみんなでおしゃれなレストランやお店に行ったり、映画やドラマで使われた場所に行ったりできるので毎日が楽しかったです。物価は確かに高かったですが、特に気にならなかったです。また、セミナーの学生の中に、銀行からお金を下ろせなく問題が起きた人もいたので、十分なお金を現金で準備するか、クレジットカードを持参することもおすすめします。そして、この国連セミナーの後半には、ニューヨークにいらっしゃるOB・OGの方々とのBBQがあり、自分の進路を決めるにあたって参考になるお話や、ニューヨークでの生活、恋愛や職場などの貴重な話を聞くことができ、素敵な交流会となりました。