海外フィールドワーク(マレーシア) 高瀬 梨紗さん

[ 編集者:経済学部・経済学研究科       2014年11月13日   更新  ]

高瀬さん

高瀬さん(左)

      
 

 高瀬 梨紗(たかせ りさ)
  (経済学部1年生)
  
  
  【研修地】  
   Perak,Malaysia (マレーシア)

  【プログラム】
   海外フィールドワーク(マレーシア)
   (2014年8月16日~2014年8月26日)

フィールドワーク参加中、喜怒哀楽や困ったことは?

 私が現地でもっともうれしかったことは、マレーシアの人たちが見ず知らずの私たち日本人にとてもフレンドリーに接してくれたことです。現地の学生とも交流の時間はそれほど長くはありませんでしたが、あまり英語がわからなくてもたくさん話せてとても楽しかったです。10日間なので困ったことはあまりないですが、少し戸惑ったのはトイレについてです。中華系の仏教の方もいるのでほとんどのトイレが日本のようなものでしたが、たまにトイレットペーパーがなく、手で洗い流す方式のトイレがあったので、毎回トイレへ行くときは「ここのトイレはティッシュ持っていったほうがいいかな?」とみんなで言っていました。

フレンドリーなTEKUNスタッフと

フレンドリーなTEKUNスタッフと高瀬さん(中段左から4番目)

TEKUN:企業家のビジネスをサポートしている組織。ここでは、組織訪問した後に、実際に支援を行っている家庭を訪問し、どのようなビジネスを行っているかなどの話を聞きました。

フィールドワーク参加中にできた友人とどのようなコミュニケーションをとっていますか?

 まず、関学のフィールドワークのメンバーとは事前研修を重ねていくうちに仲良くなり、意見もお互いにたくさん言いあえる仲になれました。帰国後もいろいろと連絡を取り、相談し、話をたくさんすることでとても良い刺激を受けています。マレーシアの学生とは、最初の段階から年齢が近いこともあり打ち解けるのが早かったと思います。現地では、ほぼ毎日UTARの学生が2人ほど付き添いできてくれていたので、長い移動時間にもいろいろな話を聞くことができ、すごく楽しかったです。Facebookで友達になったので、帰国後もメッセージのやり取りをしています。
※UTAR (University Tunku Abdul Rahman)

Malaysiaの学生と高瀬さん(右)

Malaysiaの学生と高瀬さん(右)

滞在期間(10日間)のスケジュールを教えてください。

1日目(8/16):関西国際空港出発→クアラルンプール空港到着→UTAR学生寮到着(Kampar)
2日目(8/17):UTAR(学生との交流)→Chinese Village訪問

Chinese Villageは中華系マレー人の住む村で、村内と他の地域との違いは、やはりChinese Villageでは、マレー語も使用されていましたが、村民同士では、中国語を話していたり、彼はらは仏教徒なので他のマレーシアの地域のムスリム(イスラム教徒)が住んでいる家の外観とは少し違いがみられました。
また、Chinese Villageにはムスリムが飼えない犬を飼っている家があったのも、他の地区との違いを感じました。

Chinese Village

Chinese Villageにて

3日目(8/18):TEKUN訪問
4日目(8/19):MARAトレーニングセンター訪問→MARAの経営する中学校訪問

MARAとは政府が現地のブミプトラを支援する組織の名前です。
その訓練センターは、日本でいう専門学校のような学校などですが、私たちが訪問したところでは、手芸、料理、塗装などを教えていました。
ブミプトラ:マレーシアの経済政策。「ブミプトラ」bumiputeraとは、サンスクリット(bhumi putra, भूमिपुत्र)から移入された語彙で「土地の子」、丸く言えば「地元民」を意味する言葉である。(wikipediaより)

MARA中学校にて

MARA中学校にて

孤児院にて

孤児院にて

5日目(8/20):LPP訪問→LPP加入者訪問
6日目(8/21):マングローブ木炭工場訪問→マングローブ国立公園訪問
7日目(8/22):Murata Electronics訪問→FAMA、マーケット訪問
8日目(8/23):Malay Village訪問→孤児院訪問→ホームステイ
9日目(8/24):Malay Village訪問→最終プレゼンの準備
10日目(8/25):UTARにて「マレーシアで学んだこと」を学生の前で各グループ発表→Kampar出発→クアラルンプール国際空港発(翌朝関西国際空港着)

フィールドワーク参加に必要な準備は?

 何か少しでも多く吸収したいという心構えと、マレーシアの場合には英語力もあったほうが生の声が聞けると思います。心構えがあれば事前研修のときから何か少しでも多くマレーシアについて知っておくことができ、たくさん気になる点を持っていくことができるので得るものも確実に多くなると思います!

フィールドワークを終え、得たものは??帰国後は、その経験をどういかしたいですか?

このプログラムに参加する前は、フィールドワークをして現地の人の生活を見れば視野が広がると考えていました。確かに、日本との違いが見えて何かは変わるかもしれません。しかし、私は今回参加していて富田先生(国際教育・協力センター准教授)から例えで、「このノートはオレンジだけど裏はグレーじゃない?日本人からの視点や考え方でこのノートを見ていてはいつまでもオレンジのままだよ。」と言われ、視野というのは、その人と同じ視点からものが見えるようになったとや考えられるようになったときに、広がるのだということを、学びました。勝手に私が解釈をしている部分もあるかとは思いますが、10日間で実際にマレーシア人の視点から物事を考え、最終日のプレゼンテーションで、それを出せたのではないかと思います。また、帰国後も時々自身の日常生活をマレーシアではこの風景がどう見えるんだろうか、と考えてみたりすることで、自分自身を見つめ直したりしています。“視野を広げる”ということはどういうものなのかを理解できたことが、フィールドワークへ行って良かったなと最も感じることです。
 

Malay Village幼稚園にて

Malay Village幼稚園にて。幼稚園が大好きなのは、日本の園児と同じ。

 私は、グローバルリーダーコースに入っており、今後、大学のプログラムにある5ヶ月間の国際社会貢献活動に参加したいと考えています。実際に自分で見て、聞いて、感じることで得られるものは本当にたくさんあって、そこから自分で考える力や、発信する力が養われると思います。そのプログラムは派遣先にもよりますがもっと高い英語力が求められると思いますし、今回のフィールドワークほど短くないので精神面も鍛えておかないとかなり厳しいと考えています。しかし、現地で日本人としての視点ではなく現地の人々の立場に立って同じ物を見てみるということを学んだので、それを活かせれば国際社会貢献活動でも多くのことが学べると考えています。