留学中の学生インタビュー 藤井 美穂 さん

[ 編集者:経済学部・経済学研究科      2014年10月14日   更新 ]
藤井さん グランドキャニオンをバックに

@ Grand Canyon National Park

 藤井 美穂(ふじい みほ)
  (経済学部3年生)
  
  【留学先】
    The University of Massachusetts Amherst
    (アメリカ)
  【プログラム】
    交換留学(2013年9月~2014年5月)

留学中の喜怒哀楽や困ったことは?

1年間交換留学へ行くことのメリットの一つに休暇を楽しめることが挙げられると思います。私がアメリカに滞在していた間だけでも、サンクスギビング、冬休み、春休み、夏休みがあり、それぞれトロント、カリフォルニア、ラスベガス、ニューヨーク・ボストンで休暇を過ごしました。特に思い出深いのは、冬休みに1か月間カリフォルニアのサンディエゴでホームステイをしたことです。この時だけは、日々の辛い勉強を忘れて、ホストファミリーや各国からのハウスメイトたちと楽しく過ごせました。

@Fenway Park in Boston

@Fenway Park in Boston

@Niagara Falls

@Niagara Falls

困ったことと聞かれると、一番に思いつくのは、アメリカ人のルームメイトが毎日のように部屋にボーイフレンドを連れてきていたことです。しかも彼は音楽専攻であったので、部屋でピアノを弾いて歌うのが日常で、勉強に集中できないことがしばしばありました。しかし、私がエッセイを書いているとそれを添削してくれたり、重い荷物を運んでくれたりと、助けてくれたことも何度もありました。

留学先できた友人とどのようなコミュニケーションをとっていますか?

 

金曜日や土曜日以外は、同じ授業を履修している友達と一緒に勉強していました。どの国の学生も英語は私よりももちろん出来ますが、経済学や数学などを勉強する際は、同じレベルなので、議論しあったり教え合ったりしました。金曜日や土曜日には、友達と一緒にダウンタウンで食事をしたり、パーティをしたり、ジムへ通ったり、映画やショッピングに出掛けたりしていました。

1週間の生活を簡単に教えてください。

@Harvard University

@Harvard University

平日は毎日授業で、月・水・金と火・木が基本的には同じ授業でした。私は経済学と環境経済学、数学の授業を履修しており、金曜日にはどの授業でもディスカッションをしました。月曜日から木曜日は、授業が終われば図書館へ行って授業の予習・復習や課題をしました。金曜日は授業後に出掛けてパーティをするのがアメリカのスタイルです。土曜日は、市内の日本語学校でボランティアをし、日曜日は翌週の授業に向けて勉強をしていました。

Boston Clam Chowder and Lobster Roll

Boston Clam Chowder and Lobster Roll

留学をするために大切な準備は?

@San Diego Pacific Beach

@San Diego Pacific Beach

どういった目標を持って留学するかによると思います。私は勉強の面で良い成績を収めたいと考えていたので、留学前には、経済学の授業を多く履修して、英語より経済学に重点を置いて勉強していました。そのおかげか、2学期ともディーンズリストという成績優秀者の名前が掲載されるリストに名前が載り、目標を達成することができました。

留学で得たものは?帰国後は、その経験をどういかしたいですか?

with host mother

with host mother

1人で何でもできるようになったことです。留学前は、ビザの取得や留学先大学との様々な手続きなど、全て自分でやらなければなりませんでした。留学中も、自分のことは自分で、しかも自主的にやるのが当たり前で、自立したように感じます。また、度胸もつきました。サンディエゴでホームステイをした家族はインターネット上でたまたま見つけたホストであり、またサンディエゴという知らない遠くの街へ一人で行くことができたのも、留学中に物怖じしない姿勢が身に着いたからだと思います。

Tea Ceremony with Thai and Saudi Arabian Students in KGU

Tea Ceremony with Thai and Saudi Arabian Students in KGU

私は茶道部に所属しています。関学にいる留学生で茶道のような日本の伝統文化に興味を持ってくれている学生も少なくはありません。しかし、茶道を英語で説明・解釈するのは難しく、今まで何度か留学生とのイベントがありましたが、茶道の良さにあまり気付いてもらえませんでした。しかし今学期は私が紹介したアメリカ人を含めて計4人の留学生が入部しており、これからも様々なイベントを通じて、外国の方たちが日本の文化を知り、またそれを始めるきっかけになりたいと考えています。