留学中の学生インタビュー 石 虹 さん

[ 編集者:経済学部・経済学研究科      2014年9月30日   更新 ]
石さん(写真中央)

石さん(写真中央)

  石 虹(せき こう)
  (経済学部3年生)
  
  【留学先】 
   オスロ大学(ノルウェー)
  【プログラム】
   交換留学(2013年8月~2014年6月)

留学中の喜怒哀楽や困ったことは?

 アジアの人の私にとって、ヨーロッパは全く新しい世界でした。文化言語だけではなく、人種や建物、すべて日本と違っています。私の留学した国はノルウェーでは、母国語が英語ではありませんので、留学前から、現地の学生とコミュニケーションをとるのが大変だろうな、と思っていました。しかし、ノルウェーで生活をしてみると、ノルウェーの方々は、とても英語を上手に話す国民であるとわかりました。
 食事面では、ノルウェーの国土は半分海に囲まれ、故に日本と同じく、みんな魚が好きでした。特にノルウェーのサーモンは世界屈指の名物です。

オスロ

オスロ:一方をオスロ・フィヨルド、他の三方を山に囲まれた街並はノルウェー文化の中心地

留学先できた友人とどのようなコミュニケーションをとっていますか?

Facebookのグループ「International Students at the University of Oslo」に事前に加入して、留学前からオスロ大学の学生とコミュニケーションをとっていました。
事前に何を準備しておけばよいかなど、疑問に感じたことは、そのコミュニティ―で質問しました。
オスロ大学の学生で行われたパーティーでは、ノルウェーの学生と留学生間で、文化交流や習慣の違いについて学びました。例えば、ノルウェーの建国記念日は5月17日で、国民はみんな休んで、壮大な祝いを行います。

友人と

右から3番目が石さん

1週間の生活を簡単に教えてください。

芸術の都でもある緑豊かな首都オスロ

芸術の都でもある緑豊かな首都オスロ

私の場合、授業が週4日あります。だいたい朝十時から午後二時までです。その後、友達と一緒にキャンパスでコーヒーを飲みながら、コミュニケーションをとります。その後、学校の図書館で六時まで自習します。
授業のプレゼンがひかえている場合は、セミナーグループで集まって、プレゼンテーションの支度をします。
週末は、だいたい自宅で勉強し、ネットで家族と話したりします。
夕食は、寮のキッチンで友人と一緒にご飯をつくり、一緒にたべます。

留学をするために大切な準備は?

1.ビザ
2.学費と生活費
3.部屋を確認
4.クレジットカード

留学で得たものは?帰国後は、その経験をどういかしたいですか?

一番大切な心得はコミュニケーション力です。オスロでの生活は今までの生活と全く違いました。仲の良い友達や家族から離れ、まして言語が異なり、最初は本当に辛かったです。
新しい友達を作り、地元の人とのコミュニケーションをとることが、いかに大事であるかわかりました。またご存じの通り、北ヨーロッパの物価はすごく高いでので、料理も自ら積極的に行うことの大切さも学びました。

留学というものは、何かの知識を身につけるためというより、視野を開いて、世界の多様性を受け入れるということが大事だと思います。
しかし、コミュニケーションがとれなければ、その国の人と文化交流はできません。世界で最も多くの国・地域で使用されている言語である英語力をより一層高める必要があります。
今後、日本での学生生活の中で、もっと外国人の学生とコミュニケーションをとり、その文化を理解し、将来再び海外行き、グロ-バルな視野を持つ社会人となるための支度をしようと思いました。

新しい友達を作り、地元の人とのコミュニケーションが大事

新しい友達を作り、地元の人とのコミュニケーションが大事