留学中の学生インタビュー 沈 里映 さん

[ 編集者:経済学部・経済学研究科       2013年12月11日   更新  ]

沈さん(写真中央)

      
  沈 里映(しむ りよん)
  (経済学部3年生)
  
  【留学先】 
   延世大学(韓国)
  【プログラム】
   交換留学(2013年2月~2013年12月)

留学中の喜怒哀楽や困ったことは?

民族衣装を着て

困ったことは、留学前は韓国への留学のため、韓国語の能力だけで乗り切れると思っていましたが、国際寮での生活の公用語やオリエンテーションなどのお知らせはすべて英語で、留学当初は英語に慣れず悩みました。

些細なことですが、面白かったことは、韓国には日本食レストランもたくさんありますが、長崎ちゃんぽんがとても辛かったことです(笑)。見た目は日本と変わらない白いスープですが、辛くて食べれませんでした。このことを韓国人の友人に話したところ、逆に驚かれ、長崎ちゃんぽんは辛いものだと思っていたようです。その他にも日本では辛くない食べ物が辛かったり(お味噌汁など…)、韓国には辛いものがたくさんあることを再認識しました。

嬉しいことも楽しいこともたくさんありましたが、その嬉しさや楽しさの分だけ悲しさや寂しさもありました。前期が終了し、前期の友人たちがたくさん帰国する時は本当に悲しかったですが、その友人たちとは今でもよく連絡を取り合っています。日本から近い韓国でも、毎日が貴重な体験ばかりでした。

留学先できた友人とどのようなコミュニケーションをとっていますか?

友人と

韓国への留学は、アジアからの留学生がたくさんいるというイメージでしたが、決してそんなことはなく、アメリカやヨーロッパ、その他世界各国からの留学生が集まっています。お互いの価値観の違いや疑問に思ったことはすぐに質問し、会話をすることでコミュニケーションを取っていました。韓国でも、価値観や考え方は全く違ったので、そういった話をたくさんすることが異文化体験につながると思いました。

コミュニケーションを取る方法は、日本の友人と同じで、休日には遊びに行ったり、ショッピングをしたり、映画を見たり、旅行に行ったりします。私自身は文化の違いや生活感の違いで深く悩んだことはなく、世界各国から学生が集まっている分、色々な性格をした人たちがいるんだと考え、より楽しく留学生活を満喫しています!

1週間の生活を簡単に教えてください。

延世大学

平日は、主に授業や自習、週末はショッピング・旅行・外食などをします。土日のどちらかは基本的には勉強をします。課題が定期的にあったり、1回の授業量が多いので、予習復習をしなければテスト期間に大変になります(笑)。

その他、週2回程度はサークル活動をしてきました。“풍물プンムル”といって、韓国の伝統的な農楽で、元は農民たちが豊作を祈願したり祝ったり、時には仕事の疲れを癒すために朝鮮全土で発展してきた伝統音楽です。日本では知られていませんが、韓国ではよく目にするサークルの1つです。一見、ハードには見えないですが、スポーツといえるぐらいハード。11月末にも定期公演があり、ほぼ毎日練習をしました。この期間に、サークル内の仲は深まったと感じています。

留学をするために大切な準備は?

観光先にて

海外の留学経験のある学生が、口をそろえて「英語」と答えると思います。英語は本当に大事です。どこの国に留学するにしても、留学生同士の公用語は英語になるため、お互いのコミュニケーションができるぐらいの英会話力は必要です。

留学先の言語の授業を受けることは大変で、事前にできるだけ学習している方が無難です。その他、自分が留学期間に“何にチャレンジし達成したいのか”という目標を立てることは必要です。

留学に来て、1人で考える時間が増えました。留学する前に、自分やその周りのことについて1度じっくり考えてみることは大事だと思います。また、心を「無」にしてしまうこともおすすめします。「無」にするということは、何も考えないということではなく、何事も吸収してやろうという心のキャパシティを作っておくことです。留学に来てたくさんの人に出会います。その中で、自分の先入観や価値観があると、それが邪魔になる時もあります。もちろん、自分の考えをしっかりと持っておくことも大事ですが、変に確立しすぎるのは、時によくないのかもしれません。

留学で得たものは?帰国後は、その経験をどういかしたいですか?

まずは、今までボヤッとしか話せなかった韓国語が、しっかりと話せるようになりました。また、「世界地図の上でものごとを考える」という点では、留学前の自分と今の自分とでは、感じるものが全く違います。「百聞は一見にしかずという」ことわざのとおり、留学する前には新聞やニュースでしか聞いてこなかったグローバル化を、実際に身体で体験することによって、本当にたくさんの“グローバル”を感じました。

留学中は常にグローバルな環境でした。何をするにも自分だけの考え方や日本での視点で観るのでなく、全体を観る目も鍛えられ、何が最適かをよく考えるようになりました。性格面で言えば、私は極度の人見知りだったのですが、失敗を恐れずに積極的に話しかけれるようにもなりました。

初めての地でも、いつもの自分の「何事にも拒まず」のスタイルで、自分らしく相手と接することで、相手も自分の良さをわかってくれコミュニケーションも取れました。日本にいるときは、わからないことは曖昧にして、流していたことも、わからないことはわからないという意思表示をする勇気や発言力もつきました。留学先で出来た仲間が、留学生活で自分自身を深く考えさせ、成長させてくれた何よりもの証です。

サッカースタジアムにて

近い未来のことを考えると、関学内での交換学生との交流には積極的に参加しようと思っています。交換留学を体験し、辛いことや楽しいことを、今度は自分がサポートする側に回ってみたい気持ちが大きくなりました。

帰国後すぐに就活を始めますが、きちんと大学には通い授業に参加します。留学してみて、学習意欲は何倍にも膨れ上がりました。

将来のことを考えると、海外で働いてみたいという思いは留学前から今でも変わりません!社会人の方のお話などを聞くと、海外で働いている方が、男性が女性より多いように感じています。私にはそれは関係なく、自分の可能性をを広げるためにとことん目指したいと思っています。自分のやりたい分野は以前も漠然とありましたが、この留学でその範囲はもっと広がりました。直接、見て、聞いて、感じたこの1年間の留学経験をベースに、可能性を広げるためにも、帰国後は積極的に色々な方と話す機会を設け、自分の将来像を作っていきたいです。

帰国してからが新しいスタートになると思っています。今の自分に満足せずに「何事にも拒まず」、就職活動も、残りの大学4年生も楽しみです。色々な視点でものごと観ることができる社会人になれるよう努めていきたいです!