留学中の学生インタビュー 多田 鉄平 さん

[ 編集者:経済学部・経済学研究科      2013年3月19日   更新 ]
多田さん(写真中央)

  多田 鉄平(ただ てっぺい)
  (経済学部4年生)
  
  【留学先】 
   東海大学(台湾)
  【プログラム】
   交換留学(2012年9月~2013年2月)

留学中の喜怒哀楽や困ったことは?

ルームメイトとの写真

留学中は学生寮で生活しており、他の学生3人との共同生活でした。当初は中国語が全く話せなかったため、日常生活の中で言いたいことが表現できず、ストレスがたまることもありました。その後は次第に中国語にも慣れ、ある日、ルームメイトと中国語だけで会話をしていることに気が付いた時は、嬉しかったですね。ここでは書ききれないほど楽しいことががたくさんありました。台湾人だけではなく、様々な国からの留学生と出会い、価値観や習慣の違いを通じて、「日本人」を客観的に見ることができたことは、自分にとっていい刺激になりました。

留学先できた友人とどのようなコミュニケーションをとっていますか?

ルームメイトと

私の場合、台湾人だけではなくヨーロッパ人や韓国人とも話すことが多かったので、様々な国の人々が集まる時は自然と英語になります。もちろんすべての友人が英語を話せるわけではないので、その場合は中国語になります。外国人とコミュニケーションをする上で、私が大事だと感じたことが1つあります。それは自分の意思をしっかりと示すことです。日本人は曖昧な表現を使いがちですが、特に西洋人と話す時には YES,NO をしっかり示し、相手に自分の意思を伝えることが大事だと感じました。

1週間の生活を簡単に教えてください。

台湾の風景

<平日> 
【午前】
 8時~11時 中国語
【午後】
 5時まで(日によって違いますが) 経済学、財政に関する専門の授業
<土日> 
 昼はスポーツをしたりして時間を過ごしました。
 夜は皆でお酒を飲みます。

表彰台にのぼる多田さん

留学をするために大切な準備は?

友人と一緒に

まずは、英語力です。私は中国語を学ぶために台湾を選びましたが、日常生活で英語を使う場面は多くあります。もちろん英語ができなくても、中国語ができれば困難はありませんが、英語ができることによって、より多くの人とコミュニケーションができます。留学生活の楽しさを増すためには英語は必要ですね。
次に、偏見や先入観にとらわれず色々な事を経験することが重要です。留学生活では未知の物事にたくさん出会いますが、恥を捨てて色々なものにチャレンジする心構えは重要だと思います。

留学で得たものは?帰国後は、その経験をどういかしたいですか?

友人と集合写真

留学生活で気が付いたことが1つあります。それは「他人に流されず、自分のやりたい事をする」ということです。私は大学で4年間体育会の部に所属し、その後、卒業を1年延期して、交換留学に挑戦しました。その時は否定的な意見もありましたが、今では部活を通じて得た何倍もの経験を、たった半年間の留学で得ることができたと感じています。
留学生活では、様々な人と出会い、文化的な違いを実際に経験することで、今まで以上に客観的に物ごとを考えられるようになりました。様々なトラブルを乗り越え、タフな神経も身に付けたと感じます。もちろん語学力も向上しました。物ごとを憶測で判断せず、実際に経験してみることが大切だということを、この留学生活を通じて学びました。

中国語の勉強を通じて、中国という国に非常に強い興味を持ちました。中国に対して良くないイメージを持っている日本人は少なくありませんが、私たち日本の文化は中国から大きな影響を受けています。今後も中国語の勉強を続け、将来は中国語を使う環境で仕事がしたいです。
私は今年の4月から新社会人となります。上記で述べたように、「自分のしたいことをする」という考えは、社会人になってからも曲げるつもりはありません。留学生活で得たチャレンジ精神を忘れずに、これからもより多くのことを経験し、自分の目標に向かっていきたいと思います。

街の夜景