「われら関学経済人」 中瀬古 大樹 さん

[ 編集者:経済学部・経済学研究科       2013年2月25日   更新  ]

われら関学経済人

中瀬古さん(2006年卒)

  
  【卒業年月】 2006年3月
  【名前】 中瀬古 大樹(ナカセコ ダイキ)
  【出身高校名】 三田学園高等学校
  【研究演習名】 桑原 秀史 教授
  【勤務先】 大阪市消防局 予防部予防課特別査察隊

  ※本ページの内容は2013年2月現在のものです。

Q1

 

社会人になって7年目となりました。消防学校に半年間入り、消防吏員に必要な教育(救急、消火、救助など)を受け、大阪市福島区の消防署に、消火隊員として配属され2年半勤務しました。そこでは、火災現場や交通事故の救助現場など、様々な災害現場に出場してきました。当時は、新米消防士として右も左もわからない状態だったため、建物の消火訓練や人命の救助訓練、また災害現場で活動するために必要な体力トレーニングなどを行いながら、少しでも早く一人前の消防士になるために励んでいました。現在は消防局の特別査察隊というところで勤務しています。スプリンクラーなどの消防用設備が設置されていない建物の所有者に対し、是正指導などを行っています。現場活動とは違い、消防法や行政法などの法律に精通しておかなければならないため、毎日頭をフル回転させています。

東日本大震災の際、岩手県の大槌町に緊急消防援助隊として派遣され、津波で流された方の人命救助活動にあたった経験は、今後忘れることはできません。いや、忘れてはいけない経験です。消防士としての使命は何なのか?を改めて考えることができました。自然災害の恐ろしさを感じた一方で、人間の強さも感じることができた経験でした。

下の写真は、その時の写真です。左から、
●大槌町へ出場中の大阪府隊の消防車両
●大槌町での救助活動の様子
●転倒した建物を検索する様子

緊急消防援助隊として派遣されたときの様子

Q2

学生時代は体育会の準公式野球部に所属し、毎日練習ばかりしていました。その努力が実り、4年生の時には全国優勝という結果を残すことができました。チームのエースがドラフトに指名され、プロ野球選手になったことも、自慢のひとつです。目的を達成するために自ら考え行動でき、勝利至上主義ではない戦闘集団で本当に強いチームだったと思います。そのときの仲間とは、今でも、年に数回集まっては近況を報告し合います。学生時代のこの本気の経験は、間違いなく今の仕事にでも役に立っています。1つの目標に向かって、何をすればいいのかをみんなで考え抜く。一人ひとりが与えられた任務を確実に実行することができなければ、人の命は助けられません。

オフシーズンや引退後は、海外旅行にもよく行きました。長期の休みは、社会に出るとなかなかとることができません。今思えば、資金をうまくやりくりしながらでも、行っていて良かったなと思います。

経済学部では物事を論理的に考える思考を養うことができたと思います。大学の講義では、高校の授業とは異なり、答えが無数にもあり、自分の考え方を端的にまとめる訓練になったと思います。自分のやりたいことを形にしてくためにはどんな資料を用意し、どのように上司を説得していくのかなど、順序立てて仕事を進めていく上で必要な考え方を学ぶことができたと思います。

Q3

 

大学は貴重な経験ができる時期です。月並みな意見ですが、目一杯やりたいことをやってください。私はもともと消防士になりたくて、高校卒業後、すぐに消防士の試験を受けようとも考えていました。しかし、一度きりの人生だと思い、大学でいろいろなことを学ぼうと関学を受験しました。在学時は、いろいろな分野で活躍されている所属ゼミや準硬式野球部のOBの方にお会いする機会もありました。それでも誰かの役に立ちたい。人の命を助ける仕事がしたいと強く思い、昔からの夢であった消防士を受験しました。当時の採用人数はとても少なかったのですが、がんばって勉強した甲斐もあって今の仕事に就くことができました。学生のみなさん、出会いは宝です。できるだけ多くの方に出会って、話をしてください!!消防士という仕事に興味がある方はいつでも相談にのります!

Q4

勉強、部活動など、忙しい毎日を過ごされていると思います。大学に入れば、そんなことも吹っ飛ぶくらい楽しいこと、楽しい出会いが待っています。関学はそれが実現できる本当にいい大学だと思います。先輩、後輩、友人など、今後の人生を左右するぐらいの人物に巡り合えると思います。

自分は何がしたくて、どの大学に行きたいのかをじっくり考えてみてください。他の人から聞いた情報やイメージだけではなく、実際にオープンキャンパスなどを使って、そのキャンパスの雰囲気を肌で感じてみてください。平日のキャンパスってなかなかいいものなんです。大学で何がしたいのかが明確であればあるほど、大学生活は充実していきます。今は、漠然としたものでも構いません。自分の夢を持つということで、夢に向かって具体的な行動をとることできるようになります。やるべきことが明白になります。私も消防士になるために具体的に体力を維持するために、絶対大学ではスポーツをやろうと決めていましたからね。何かやりたいことを早く見つけてください!