留学中の学生インタビュー 吉成 健二 さん

[ 編集者:経済学部・経済学研究科       2013年1月23日   更新  ]

吉成さん(写真右)

      
   吉成 健二
   (経済学部4年生)
   
   【留学先】 
    サティア・ワチャナ・キリスト教大学(インドネシア)
   【プログラム】
    交換留学(2012年9月~2013年1月中旬)

留学中の喜怒哀楽や困ったことは?

友人との記念写真

最初の数週間程はインドネシアの生活に慣れるのに苦労しました。その中でも特に私が印象に残っていることを2つ紹介させていただきます。1つ目はお風呂です。私が住んでいた寮にはお湯も出なければ、シャワーもありませんでした。よってバケツなどに水を貯めて、桶を使って体を洗わなければなりませんでした。熱帯気候のインドネシアと言えど、少し肌寒くなる朝や夜はお風呂に行くのが苦痛でした。
2つ目はトイレです。少し下品な話になりますが、インドネシアの一般的なトイレにはトイレットペーパーは備え付けられておらず、備え付けのシャワーのようなものか、桶に水を汲んで左手を使って洗い流します。いわゆる手動ウォシュレットです。最初は抵抗がありましたが、慣れてしまえばこっちの方が楽ですし、ペーパーも使わないので環境にもやさしいです(笑)。他にも生活面で苦労したことはありますが、今では全てが良い思い出で、色んな意味でたくましくなったと思います。また一般の人々と同じような生活をしたことは、私にとってインドネシアの日常の文化を知るとても貴重な機会となりました。

留学先できた友人とどのようなコミュニケーションをとっていますか?

仲間

お互いの文化について話したり、お互いの言語を教え合うことが多かったです。その中でも、英語やインドネシア語でコミュニケーションを取る際は「会話の中からできるだけ多くのことを吸収する」ということを意識しました。会話は日常で使う表現や発音などを学ぶ最高の機会です。よって、会話中に分からないことや、これって何て言うのだろう、何て発音するのだろうという疑問などがあれば積極的に質問して教えてもらったり、この表現はいいなと思うことがあれば、できるだけメモして吸収できるように心掛けました。その結果、次第に話せる内容の幅が広がっていき会話がどんどん楽しくなっていきました。また会話中に習ったスラングは、会話を弾ませるのにとても役立ちました。あと、留学を経験した多くの方々も言ってることですが、下ネタは万国共通でとても盛り上がります(笑)。

1週間の生活を簡単に教えてください。

記念写真

<平日>
基本的に授業の時間に合わせ起床し、学校に行きます。一番早いクラスは7時から始まるので、早起きが苦手な私にとっては少し大変でした。授業後は、授業の課題や自主学習、または、友人とカフェに行ったり、フットサルをしたりして過ごしていました。授業は1日に1コマ~2コマしかなく、日本にいた時のようにアルバイトをすることもないので、たくさんの自由時間があります。時間をどのように使うかは、日本の大学と同じように個人の自主性に任せられています。

<休日>
基本的に、友人とスマラン、ソロ、ジョグジャカルタといった近郊の大きな都市に行って、市内観光や買い物をしたりして過ごしていました。インドネシアは日本のように交通機関が発展していないので、インドネシア人の友人を作って、彼らに車で連れて行ってもらうことがお勧めです。また長期休暇の際には、タイとマレーシアに一人旅してきました。インドネシアからは、LCCを使えば、気軽に他の東南アジア諸国にいくことができです。

留学をするために大切な準備は?

旅行先にて

多くの留学経験者の方々も言ってることですが、英語は言うまでもありません。交換留学は語学留学と違い、英語で自分の専攻分野を学ばなければなりません。また英語以外の言語を学ぶとしても英語で学ばなければなりません。よって留学前にしっかりと英語を学習しておくことは重要です。次にインドネシア語です。インドネシアで生活するには公用語であるインドネシア語の学習は不可欠です。サティアワチャナではインドネシア語の入門クラスを留学生のために開講してくれているので、そんなに心配はいりませんが、インドネシア語の学習をスムーズに始めるためにも、関学で開講されているインドネシア語の授業を事前に履修することをお勧めします。最後に言語能力を除けば、しっかり留学前に目標を設定しておくことです。留学中は、楽しいことも多いですが、その反面つらいこともあります。その際に目標をしっかり設定しておくことで、つらいときも目標を思い出して「よし、頑張ろう」と思えるはずです。

留学で得たものは?帰国後は、その経験をどういかしたいですか?

旅行先で

「実際に現地に足を運んで自分の目で確かめる」ということの大切さです。新聞やインターネット、そして人から聞く情報だけを頼りにするのでなく、実際に現地に足を運んで直接自分の目で情報収集することは、自身の見識や視野を広げるという意味でも、とても大切だと思います。インドネシアはまだまだ発展途上国で、日本などの先進国に比べ、生活水準、所得、インフラなどの面で劣ります。そのことはインドネシアでの生活を通じて多々感じました。しかし、そのような状況の中でも私が印象に残っているのはインドネシアの人々の笑顔です。決して生活は裕福ではありませんが、インドネシアの人々が笑顔で楽しそうに生活している光景を至る所で目にしました。その光景を見るたびに、人々の幸福度は日本などの先進国にも決して劣ってないのではないのかと思いました。そして「幸せって何だろう」、「先進国と発展途上国の違いの定義って何なのか」ということなど多くのことを考えさせられました。おそらくインドネシアに実際に来てなければ、このようなことを考えることもなかったでしょう。

私は現在4年生で、今年の4月からは社会人として新たな挑戦が始まります。私の夢は「日本の商品を世界に広め、それらを通じて世界中の人々の生活を豊かにし、笑顔にさせること」、そして「現地の人々に自国の製品だと思ってもらえるくらい浸透させること」です。夢の実現のために今後も英語学習を継続し、海外でビジネスをするために必要な英語力を身につけたいと思います。そして将来的には今回の留学で学んだことを活かし、インドネシアでビジネスをして、何らかの形でインドネシアの経済、社会に貢献できればと思います。