学生と対話しながら、企業を伝える-ゼミ内企業セミナーを実施

[ 編集者:経済学部・経済学研究科      2013年1月16日   更新 ]
セミナーの様子

就職活動ですっかり定番となったのが、学内外で開催される企業セミナー。企業の方が、多くの学生の前でその企業の情報を紹介します。ただ、セミナーには学生が殺到し、学生が本当に知りたいことが知れなかったり、参加企業数が多すぎて企業が本当に伝えたいことが伝わっていなかったりするなど、両者にとって必ずしも良いとはいえない状況も実際には生まれてきています。

そういった背景もあり、最近は、企業の方が直接ゼミナールを訪問し、学生との対話で学生の雰囲気を感じながら、学生により近い距離で企業の情報を伝え、興味もってもらうような活動が活発になってきています。

昨年12月14日(金)、18日(火)には、本学経済学部を2004年に卒業され、現在、キヤノン株式会社にお勤めの立石道朗氏が上村敏之ゼミ、野村宗訓ゼミ、小林伸生ゼミ、林宜嗣ゼミをそれぞれ訪問し、世界展開をみせるキヤノンの事業形態のあり方や経営戦略、企業理念、社内で共有されている人材育成で大切にしている精神などを詳しくご紹介いただきました。また、立石氏ご自身の職務内容を紹介する中で、学生のざっくばらんな質問にも回答いただき、キヤノンで働く方の雰囲気や社風、メーカーで働く楽しさなども紹介いただきました。

「直接対話することの大切さを改めて感じました。私という人間を通して何かを感じ、キヤノンという会社に興味をもってほしい。関学の先輩の一人として今後も後輩をフォローしたい。また、何に対しても主体性をもって、自分の立場を理解したうえで問題意識を持ってほしい。その課題解決までを自覚して行動してほしい」と立石氏よりメッセージをいただきました。