「われら関学経済人」 江端 悦次 さん

[ 編集者:経済学部・経済学研究科       2012年11月3日   更新  ]

~関学経済学部生からのメッセージ~「われら関学経済人」

江端 悦次さん(1981年卒)

      
【卒業年月】 1981年3月
【名前】 江端 悦次(エバタ エツジ)
【出身高校名】 洛星高等学校
【研究演習名】 小西 唯雄 教授
【勤務先】 ソニー株式会社 ホームエンターテイメント&サウンド事業本部

※本ページの内容は2012年11月現在のものです。

これまでどんな仕事をされてきましたか?

卒業後今の会社に入り31年たちました。特に海外志向が強かったとか、語学が得意ということではなかったのですが、チャレンジしてみたかった仕事が海外だったこともあり、21年も、ドイツ、アメリカ、イギリスと海外で生活していました。
最初の赴任地はドイツ。当時TVの自社工場があり、そこで経営管理、生産管理という業務に携わりました。7年を超えるドイツ生活のあとは、日本で3年間経理課長。そしてアメリカに赴任しました。当時アメリカに本社組織である米州事業部というのがあり、そこの管理部長として、北米・中南米のTV事業における経営戦略、生産戦略などを担当していました。7年半にわたるアメリカでの生活を終え、帰国した時は、日本で液晶TVへの転換戦略の策定などをてがけた後、イギリスに赴任しました。欧州は、TV業界のなかでは、価格下落が激しく、一番競争の厳しい地域ですが、そこでLCD TVへの転換を進め、新工場の立ち上げ、構造改革、組織の再編と大きな変革が続きました。その後欧州事業部長として、販売戦略やネットワーク戦略なども行い、ようやく厳しいTV事業のにおいて、将来の道筋もみえるようになり、この夏に帰国してきました。今は、また新しい仕事にチャレンジしています。

経済学部ではどんな学生でしたか?

学生時代は、とにかくいろいろなことに首を突っ込んでいました。好きな旅行、社会を見てみたいということから始めたアルバイト。ボランティアにも参加しました。1年生での基礎ゼミでは、本を読むことの重要性・楽しさを知りました。でも一番力を入れたのは、3年生からのゼミの活動です。小西唯雄先生のゼミだったのですが、サブゼミを通して、他大学(慶応、同志社)との討論会に参加し、他大学との交流を経験させていただきました。その討論会のために、合宿も行い、ある経済学のテーマをもとに、勉強し、激しい議論を重ね、自分たちの意見をまとめ、みんなで論文を作成しました。その中で、自分の考えを伝え、相手に納得してもらうために、その論拠の組み立て方や相手を“Respect”するという重要性を学びました。
こういったゼミ活動だけでなく、関学の経済学部には、経済を学ぶための最良な環境が、当時から整っていたと思います。その関学経済学部では、経済学という知識だけでなく、ものの考え方のプロセスの重要性を学ぶことができ、貴重な財産となり、今でも仕事の支えとなっています。

今の経済学部生にメッセージをお願いします!

学生生活というのは、あっという間に終わりますが、長い人生の中でも、とりわけ貴重な期間でもあります。この4年間で、自己を知ろうということを常に心がけてください。人間、社会というのは、とても多様性にとんでいます。コミュニケーション力を高め、こういった社会の多様性を理解していくことは、これから社会に出ていく皆さんには、とても大切なことだと思います。そして、今皆さんは経済学を学んでいます。経済学というものを通して世の中を見ていくと、今まで気が付かなかったことに気づき、世の中の仕組みや動きが見えてきます。今世の中で起こっている課題は、経済が大きく関与しています。経済学というのは、世の中を知るためのとてもいいツールなのです。関学経済学部の学生である皆さんには、この経済活動を理解できるための最高の環境が用意され、多くの学ぶチャンスがあります。短い4年間、そのチャンスと恵まれた環境を存分に活用してください。

これから経済学部を目指す高校生にメッセージをお願いします!

大学とは、社会人となるための応用高等教育の場です。それは学問そのものだけでなく、社会人となるための準備期間です。社会に出て何をしていきたいかと明確に答えられる高校生も多くはないかと思います。関西学院では、皆さんのそれぞれの個性を磨き、将来の可能性や夢を育むことのできるチャンスや環境が、整っています。経済学というのは、一見難しいように思えます。でも実は皆さんにとってとても身近な学問なのです。人間の欲望を満たすために経済活動が起こり、これら経済活動が、技術革新をうみ、社会を発展させてきました。一方、社会には多くの課題がありますが、それらも経済学によって、解決の糸口を見つけていくことができます。関学経済学部は、自由な雰囲気、活発な議論、綺麗で落ち着いたキャンパス、充実したカリキュラム、ハイレベルな教授陣。この経済学を学ぶための最高の環境が整っています。関学経済学部には、歴史があり、多くの優秀な卒業生が社会で活躍され、皆さん関学経済学部で学んだことを誇りに思っています。より多くの高校生の方々に、関学経済学部に入って頂き、将来社会に大きく貢献されることを期待しています。