集まった寄付金をベトナム貧困地域へ

[ 編集者:経済学部・経済学研究科      2012年1月31日   更新 ]

事前レクチャーを受ける学生たち①

栗田ゼミ(研究演習Ⅰ)の学生たちが、ベトナムの貧困層の方が無事に旧正月を迎えるために必要な資金を集め、感謝の気持ちとしてプレゼントするために、昨年から “Xin Chao Project(こんにちはプロジェクト)”に取り組んでいます。

このプロジェクトを始めたのは、昨年夏、栗田ゼミの学生がベトナムのベンチェ省とホアビン省の4つの農村を訪問し、貧困状況や労働移動などに関する調査で、厳しい貧困の実態があることを知り、「自分たちに何かできる事はないだろうか」と考えたのがきっかけ。
これまで、ベトナムの現状を伝える写真展やキャンパス内での募金活動、ベトナム製のストール販売などの企画を実施。このほど、目標金額の40万円の資金を集めることができました。

1月11日(水)に行われた今年度最後のゼミでは、ベトナム農村調査の時に通訳などでお世話になったNPO法人“Seed to Table” 代表の伊能まゆ氏を招待。集めた40万円は、伊能氏に直接手渡し“Seed to Table”通じてベトナムの方に渡していただく約束をしました。

■■NPO法人“Seed to Table” 代表の伊能まゆ氏の講演■■

人口の6割が農業を営む大農業国であるベトナムにとって、安定した農作物の生産のためには、たねの確保が必要不可欠。しかし現在、その約8割は中国からの輸入に頼っている状況となっています。 今後は、輸入に頼るのではなく、自国でたねを採種、生産し、自分たちのたねを守ることが大切です。Seed to Tableでは、特に北部のホアビン省、南部のベンチェ省の農村部において、暮らしを支える自然資源やたねを守るための地域づくりに取り組んでいます。

NPO法人“Seed to Table” 代表の伊能まゆ氏の講演会の様子
開発経済学を通じて貧困のない世界へ導く

【募金いただいた皆様へ】

正直に言って、この短期間の間に40万円もの大金を集めることは厳しいだろうなというのが本音でありました。今回集まった資金でわれわれがお世話になった農村の方々はいつもよりも豪華に正月を祝うことができています。毎年正月を迎える時に彼らが、あの時は日本人が支援してくれて豪華な正月だったな、と思ってくれることで、人と人とのつながりを実感して、そして私たちもそれを実感できたらいいなと思っています。

銀座通りでの募金活動の際に声をかけていただいたり、活動のことを知って、応援してくださった方、募金してくださったすべての方々に、栗田ゼミ生一同、本当に心より感謝しています。

募金いただいたお金だけではなく、きっとみなさんの気持もベトナムへ届くことを願っています。本当にありがとうございました。


栗田ゼミ生一同