「われら関学経済人」 山崎 淑行 さん

[ 編集者:経済学部・経済学研究科       2011年4月1日   更新  ]

~経済学部卒業生からのメッセージ~「われら関学経済人」

山崎 淑行さん (41歳/1992年卒)

      
      【卒業年月】 1992年3月
      【名前】 山崎 淑行 (ヤマサキ ヨシユキ)
      【年齢】 41歳
      【出身高校名】 大阪府立寝屋川高校
      【研究演習名】 根岸 紳 教授
      【勤務先】 NHK 日本放送協会
      
      ※ 本ページの内容は2010年7月現在のものです。

これまでどんな仕事をされてきましたか?

 NHKで記者をしています。入社して最初の赴任地は福井県。警察担当や行政担当、また、原子力発電所が立地することからエネルギー問題も取材分野でした。その後、東京の報道局・科学文化部という部に配属になり、温暖化問題、省エネ新エネの取り組み、原子力事故など担当する他、街づくりや囲碁将棋といった社会文化ネタも広く取材しています。 「テレビの記者さんは何をしているのですか」と良く学生さんに聞かれます。簡単に言いますと、事件事故はもとより、世の中で日々起きる出来事で「伝えなければ!」というものを見つけて取材し、カメラマンと一緒に撮影に行って原稿にまとめます。それをアナウンサーが読んでテレビやラジオの前の視聴者に伝えます。時にはリポートや番組などもディレクターと組んでつくることもあります。最近ではクローズアップ現代「小惑星探査機はやぶさ 奇跡の帰還」や「高速増殖炉もんじゅの運転再開」など制作したりしました。

経済学部ではどんな学生でしたか?

 正直に白状すると、あまり見本になる学生ではなかったと思います。優秀な成績をとるわけでもなく体育会で活躍するわけでもなく。特に目的意識もないままキャンパスに通い、サークルに顔を出しテスト前に資料をかき集める「普通」の学生でした。そんな私が「学び」を語るのは適任ではない気もしますが敢て挙げると「出会いの大切さ」かもしれません。学部には出身も考えも好みも異なる様々な人が集っています。先生やスタッフの方々もです。私はサークルを2つ掛け持ちをしていたこともあり知り合いが多くできました。皆、今では立派な社会人。それぞれの分野で活躍しています。酒を飲んで語りあうと私の知らない経験を積んでいて学ぶことが多いです。学生の頃とは自分が違った所を指摘してくれて自己発見もさせてくれます。また、今でもゼミの恩師と話す機会が時折あります。ご専門の景気の話しなど聞くと今になって先生の言葉の意味が理解できて嬉しく思う瞬間があったりします。恩師には遅すぎるといわれますが(笑) 人との出会いは成長の礎。よい出会いを1つでも増やしてください。

今の経済学部生にメッセージをお願いします!

 4年間はあっという間。学業は言うまでもなく大切です、頑張って下さい。経済学者にならなくても、どこかで必ず役立つことがあります。もう1つは、広く物事へ関心を広げて欲しいということです。対象は「外」と「内」の2つを意識してみてください。「外」とは、自分の周りに存在するあるあらゆる物や事にです。読書でも、旅行でも、経済分析でも、盆栽でも、釣りでも、恋愛でも、マラソンでも、映画でも、ゲートボールでも、ドライブでも、フィギュアの収集でもなんだって構いません。少しでも気を引いたこと、目にとまったこと、耳に残ったことに興味を持ってみてください。最初は興味を持つ「振り」でも構いません、やってみてください。もうひとつの「内」への関心。「どうして自分は生まれてきたの?」「人間って何?」「何をしているときが一番幸せ?」「将来どんな人生をおくりたい?」「好きな異性はどんなタイプ?」 自分の内なる世界を探る時間を時々持ってみてください。何か答えを出す必要はありません。自然に見つかるものです。4年間、しっかりと「自分」を楽しんで下さい。

これから経済学部を目指す高校生にメッセージをお願いします!

 経済学って何を学ぶのか、高校生の皆さんはまだよくわからないのではないでしょうか。(これは大学生諸氏にもいえることかもしれませんが) 思い起こすと私自身、大学で授業を受け始めても「ケインジアン」だの「フィリップス曲線」だの「マネーサプライ」だの随所に登場する横文字に、いまひとつイメージと実感が沸かずに困ったことを覚えています。しかし、社会人になって実社会にでてみますと、こうした経済学の用語も概念も、結局は私たちが日々営んでいる暮らしの様相を説明したり、分析しようとしていることがわかってきます。君たちがゲームに夢中になってソフトを友達と交換したり中古ソフトを小遣いで買ったりすることや、お気に入りのモデルを真似たファッションやメイクにしたりするのも、実は「経済活動」の一部であり研究の対象になります。「経済学」は難しい印象もありますが、実は最も身近な学問だといえます。そんな目線で改めて自分の生活を眺めてみてください。そして「経済学」を自分の身近に手繰り寄せることができれば、より明確な志望動機が沸くかもしれませんよ。