経済学部・法学部連携コース(地域政策コース)について

[ 編集者:経済学部・経済学研究科      2012年4月2日   更新 ]

地域政策コースとは?

-“地域”の時代に、新たな風を-

【地域をつくる、地域をになう ~地域のリーダーとなれる人材を育成~】

 近年の地方分権の進展、東京一極集中への批判の強まりから、地域の活力向上に対する関心が強まっています。中央から地方へ、官から民への動きの中で、地域における「公民協働」による地域社会の発展が求められています。

 経済学部と法学部は、地域の活性化を図り、地域の問題を解決していくための能力を兼ね備えた人材を育成するためには、学部を横断して、経済学・法学・政治学を修得する必要があると考え、両学部が連携し新しい地域政策の学ぶ、「地域政策コース」をつくりあげました。

 両学部にまたがって、地域の問題や公共政策に関する科目を学べます。両学部の教員から指導を受け、また両学部の学生と議論を深めることを通じて、より広い視野で課題をとらえ、解決する能力を身につけることができます。将来、公務員や地域の特性を活かした産業の発展をリードする企業人、ジャーナリストなど、多様な分野での活躍が期待されます。

地域政策コースの特徴

●経済学部の学びと法学部の学びが融合することで、専門力+αの世界で活躍する力が身に付きます。
●学生が学部を越えて相互交流することで、より広い視野で課題解決する能力が身に付きます。

地域政策に必要とされるチカラ

【経済学のチカラ】

-問題発見・分析力-
 経済学は、モノとカネの流れを理論的・歴史的・政策的に分析する学問です。経済学を学ぶことで分析力が身に付き、物事を客観視できるようになり、問題発見・解決能力が高まります。

【法学のチカラ】

-ルールをいかす力-
 地域の豊かな発展のためには、人権感覚にもとづく法や制度の理解と運用が必要です。法律の規定や解釈だけでなく、その成り立ちや背景を含めた総合的考察を通じて、リーガルマインドを身に付けます。

【政治学のチカラ】

-参加と解決力-
 地域のさまざまな問題や課題が取り上げられ、検討され、そして決定していく仕組や過程を学びます。さらに、しくみや過程の背景にある歴史や文化の重要性も理解することにより、複雑で多面的な問題・課題に取り組む能力を育成します。

Close Up!

経済学部の学生と法学部の学生が席を並べて、地域の問題をソリューション

-地域政策演習(ゼミ形式)-
現場にかかわる方と意見交換できる、貴重なチャンス。
 中央省庁の現役官僚を担当教員に招き、少人数の授業を行います。さまざまなテーマに関して資料を調べて、論旨をまとめて人前で発表する大学ならではの学習スタイルにより、現役官僚らの経験に基づいた意見を聞くことができ、より現実に即した考え方ができるようになります。

-地域インターンシップ実習-
教室では実感できない地域の問題に、肌でふれることができる。
 自治体、NPO、企業などで実際に仕事を体験し、地域における諸問題や、それらへの取り組みについての理解を深めます。事前学習として、実習する意義や基本的なビジネスマナーなどについて学び、実習終了後は、インターンシップを通してわかった事実や問題点などについて議論し、経験を整理する機会を設けます。

期待できる卒業後の進路

○ 地域づくりをになう企業人
○ 地方自治体の公務員
○ NPOなど地域の諸団体の構成員
○ 地域問題に関心の高い国家公務員
○ シンクタンク職員
○ ジャーナリスト