2018.09.19.
【田中ゼミ】東京研修

東京証券取引所、民間銀行、日本銀行、国会議事堂、自民党本部を訪問

 前日は台風21号の上陸もあり、今回の研修は中止かと予想されていたが、東海道新幹線も復旧し無事に東京研修を執り行うことが出来た。東京駅に集合後、最初に東京証券取引所の見学を行った。当施設では初めに日本取引所グループに属する東京証券取引所、大阪取引所、日本取引所自主規制法人の組織概要の説明を受けた。偶然にも上場を行う企業があり、上場後に鐘を5回鳴らす様子を見学させてもらい、その後30分ほど1000万円を元手に3銘柄に投資できる模擬取引を体験した。東京証券取引所の見学によって実際の株式の取引の仕組みや上場を理解することができ、証券というものを身近に感じた。東京証券取引所見学後、民間銀行の本社の見学を行った。当銀行ではマーケットやディーリングの説明を受け、一部働いてる様子を見学させてもらった。更に、オルタナティブ投資や海外事業部の概要説明を聞き、当銀行の主要業務を詳しく知ることが出来た。その後、銀行の職員の方々との懇親会を行い、実際に働く社会人の方々の貴重な話を多く聞くことが出来た。

東京証券取引所

東京証券取引所

 2日目には午前中に日本銀行の見学を行ったが、その前に貨幣博物館を訪れた。貨幣博物館では、弥生時代の貝殻や和同開珎、江戸時代の金貨・藩札、戦前の貨幣を順番に見学し日本の貨幣の歴史を知ることが出来た。その後日本銀行本館に移動し、施設概要説明を受け館内の様子を見学した。日本銀行本館は耐震工事を行っており、来年の夏までは立ち入りができなかったので残念だったが、それでも十分に中央銀行の「政府の銀行、銀行の銀行、発券銀行」といった3つの役割やその建築方式について学べた。

日本銀行本店

日本銀行本店

 午後には国会議事堂を訪れた。議員食堂で各々寿司やカレーを食べた後、議員サロンといった一般人では立ち入ることが出来ない施設を多く見学させてもらい非常にいい経験になった。また、本会議も国会閉会中であったため一般席から見学でき、日頃テレビでしか見ることの出来ない場所が目前にあり感動を覚えた。国会議事堂の見学が終わると、そのまま10分ほど歩き自民党本部を訪れた。同施設では、自民党総裁演説を行うホールや大臣らが集まって会議を行う部屋、総裁室、選挙の開票や記者会見を行う部屋などを見学させてもらった。見学時はテレビでも見たことのないものばかりだと感じたが、旅行後にテレビを見ると総裁選の事が報道されており、見学した部屋も多く映ったので、自分たちが見学させてもらった施設等はいかに自民党や世間にとって重要であるか旅行後に痛感した。

衆議院本会議場

衆議院本会議場

 2日間の研修は非常にハードだったが、日本の政治経済の重要な施設を多く見学することができ、非常に良い経験となった。また、それらの施設を見学している間に自ずと政治経済についての興味が湧いてきた。今回の東京研修で得た経験や興味をこれからのゼミや投票等に活かしていけるよう頑張りたいと思う。