2024.11.05.
【小川ゼミ】ゼミ合宿(千刈キャンプ)
小川禎友研究室では、専門研究の指導と教育の一環として、毎年夏に合宿形式のゼミを実施している。専門分野・研究に関する学びを深め、ゼミ生同士の親睦を深めることを目的に、今年は大学が所有する、千刈キャンプで合宿(2024年9月8日~9日)が行われた。
今年度の主な内容は以下の通りである。
プレゼン発表:二日目に訪問する子ども食堂の事前学習を、班で担当を振り分け、現状や課題など基礎的な情報と共に、研究分野への関連性について、全員で共有を図った。春学期に行った研究報告の経験を活かし、国内外の同事業をまとめ・相互に伝えあうことで、子ども食堂全体の理解へと繋がった。
また、こうした発表経験も、秋学期以降の研究報告に役立つよう、早い段階から取り組み、班内で情報の共有や、発表の為の様々な準備が求められた。
BBQ:ゼミ生同士や教授との、親睦を深めることを目的に、屋外キャンプ場でバーベキューを行った。食材等はキャンプ地から取り寄せたが、そのほかの必需品や書類は事前に準備し、限られた時間の中で、安全に気を付けながら、料理を楽しんだ。人里離れた場所で、自然に囲まれながら、準備から片付けまで、全員で役割を分担して、親睦を深められたことは、貴重な体験であった。
子ども食堂訪問:三田駅から徒歩10分程度の近さにある、子ども食堂にヒアリングを行った。同事業に携わる多くの人から、お話を伺える様、同じネットワークを共有している団体の方にも連絡し、異なる拠点をもつ4人の方から、それぞれが携わる子ども食堂の実態や、抱える困難についてヒアリングを行った。
初日に各班で行ったプレゼン発表により、全員が基礎知識を踏まえた状態で、それぞれの方からお話を聞くことができ、各班で質疑応答の時間を設けることで、感じた疑問や不明点を明らかにすることができた。
また、それぞれの班で得られた情報を、全体で報告し、共有することで、全員が子ども食堂や、それらにまつわる団体・制度を、十分に理解することができた。
その他にも、屋外レクリエーションや花火・清掃や食事の準備を、ゼミ生が主体となって計画し、全員が全ての工程に参加、もしくは関与することで、親睦を深めたほか、秋学期以降の研究報告に必要な、協調性やコミュニケーション能力、お互いの性格等を十分に養い・知ることができた。
5か月前の4月の段階から、候補地や日程、申請書類や大学からの補助金等を調べることで、大まかなスケジュールを立て、全体で調整を繰り返しながら、ヒアリング調査の準備などを進めるなど、ゼミ合宿を通して、調和性や計画性をゼミ生同士で見ることができた。
研究分野の理解を深めるほか、コミュニケーション能力や企画・運営力を、育成することができ、ゼミ生一人ひとりの特性や能力を、互いに知ることができた今年度の合宿は、幅広く総合的な学びを培う、貴重な体験であった。これらの学びが秋学期以降の研究や、それに伴う生徒同士の繋がりに結び付く様、振り返りを全体で行う。