2023.05.23.
【上村ゼミ】専門演習Aの学生が厚生労働省「学生との年金対話集会」に参加しました

2023年5月19日(月)3時限目、厚生労働省年金局にお勤めの方々を上村ゼミの教室にお迎えし、「学生との年金対話集会@関西学院大学」を行いました。学生との年金対話集会は、厚生労働省年金局が大学を対象に行っている事業です( https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000143356_00005.html )。

事前に厚生労働省年金局よりいただいた年金制度に関する資料をゼミ生は読み込み、学生側の感想、意見、質問をリストアップしました。ゼミ担当の上村敏之教授(専門は財政学)は、社会保障論も専門の一つということで、上村教授が年金局の資料をもとに、事前にゼミ生に解説をしました。以上のように、最低限の知識を得るための事前準備を経た上で、当日の「学生との年金対話集会@関西学院大学」に臨みました。

厚生労働省年金局からは3名の職員の方々が来られたので、ゼミ生は3グループに分かれ、発言しやすい環境で年金制度について話し合いました。ゼミ生は就職活動を控える3年生ということもあり、働き方と年金制度の関係について話し合いがなされていました。また、年金局が提供している公的年金シミュレーター( https://nenkin-shisan.mhlw.go.jp/ )をその場で紹介していただき、ゼミ生たちは、将来どのぐらい、年金を受け取ることができるかのシミュレーションを体験していました。公的年金だけでなく、私的年金にも関心が及び、確定拠出型と確定給付型、そして企業型と個人型の仕組みについて、熱心に聞いていました。

また、年金制度は高齢者が主な対象なので、ゼミ生にとっては遠い仕組みと思われたのですが、特に学生納付特例制度や障害年金については、学生にもメリットがあるということで、ゼミ生は興味をもてたようです。特に私的年金は、就職してから保険料を将来のために運用ができる仕組みということで、熱心に話を聞いていました。年金制度以外にも話が広がりました。退職金制度がどうなっているか、そして、国家公務員としての厚生労働省での働き方など、普段の授業では取得できない知識や情報に触れる貴重な機会になりました。

最後に、厚生労働省の3名の方々、上村教授、そしてゼミ生で集合写真を撮りました。3名の方のうち、おひとりは関西学院大学法学部のご出身ということです。このような貴重な機会をいただけた、厚生労働省年金局の皆様に感謝いたします。ありがとうございました。