2023.03.06.
「課題解決型データ分析プログラム」開設記念シンポジウム “経済学は社会でどのように役立つのか” 開催報告

<開催概要>
日時:2023年2月18日(土)13:00~15:30
会場:関西学院大学西宮上ヶ原キャンパス・中央講堂
プログラム詳細: https://www.kwansei.ac.jp/s_economics/news/detail/1063

<開催報告>
 経済学部で2023年4月から開始する新しい教育プログラムの開設を記念してシンポジウムを開催しました。当シンポジウムでは、200名を超える多くの方にご来場いただきました。
 第1部では経済学部長の小林伸生教授が当プログラムの特徴について説明しました。続いて、大阪大学の大竹文雄特任教授が登壇し、「経済学は役に立ちますか?」と題する基調講演を行って頂きました。行動経済学の感染症対策における活用といった身近な例を交えて、経済学がいかに実社会で役立つのかについての知見が示され、参加者は興味深く聴き入っているようでした。講演後は、Slido(オンライン質問フォーム)を通して多くの質問が寄せられ、高校生らとの間で活発に議論が交わされました。
 第2部では兵庫県立大学の黒川博文准教授が登壇し、行動経済学を用いた社会実装やデータ分析の活用についての実践例に関する話題が提供されました。また、本学経済学部卒業生が3名登壇し、大学卒業後に経済学やデータ分析がどのように活用されているかといった点について座談会が開かれました。第1部同様に、Slido(オンライン質問フォーム)を通して多くの質問が寄せられ、登壇者と来場者の間で活発な意見交換が行われました。
本シンポジウムは、経済学やデータ分析の社会における活用について、一般の方々に対して具体例を交えて理解を促すことを目的として開催しました。今回のシンポジウムを通して、高校生や一般の方々の経済学やデータ分析の社会での有用性についての理解が深まったことが期待されます。