2019.03.08.
【原田ゼミ】2年生の桑名合宿の報告

 2018年度の締めくりとして、19年2月に3回生・2回生全員(4回生は教授留学のため募集無し)での桑名合宿を計画した。残念ながら、実際には3回生は就活前哨戦のため参加不可能となり、2回生のみの合宿となってしまったが、それでも、次のようなお楽しみと成果があったことを報告したい。

1.「なばなの里」のイルミネーションを満喫!

李 映真

 2/13(水)の午後に難波に集合し、難波から近鉄特急で約2時間で桑名に到着。その日の夜には皆で「なばなの里」を訪問した。
「なばなの里」は国内最大級のイルミネーションを誇り、7つの美しいイルミネーションを見ることができた。そのメインの「JAPAN 日本の情景」では、富士山を中心とした日本の文化・伝統と四季折々の色彩を味わうことができた。今回は、冬の訪問だったのでチューリップ、桜、紅葉そのものは見られなかったが、そうした季節ごとの様々な日本の美はイルミネーションで表現されていて、満喫することができた。

光のトンネルを通ってメイン会場へ 様々に変化するメインの「JAPAN日本の情景」

光のトンネルを通ってメイン会場へ

様々に変化するメインの「JAPAN 日本の情景」
 
様々に変化するメインの「JAPAN 日本の情景」 様々に変化するメインの「JAPAN 日本の情景」
 

様々に変化するメインの「JAPAN  日本の情景」

2. フリューゲルザールでのゼミ

 2/14(木)にはフリューゲルザールで、次の①~③のテーマでゼミをした。

フリューゲルザール(Flülgelsaal)のエントランスで

フリューゲルザール(Flülgelsaal)のエントランスで

①3回生の共同論文「吉田松陰の思想とその弟子たちによる実現」の講読

苗木雄貴

 3回生が今年度、長崎大での合同ゼミ、学内インゼミを経て、学部サイトに掲載するまでに作り上げた共同論文を講読・討論した。参加者それぞれが担当箇所ごとに事前に書いてきた評価やさらに知りたくなったことなどを発表し、討論して、理解を深めた。
 日本での大きな歴史の転換点である明治維新期において松陰の思想は多大な影響を及ぼしていたことや、木戸孝允をはじめ松陰の弟子たちが自分たちの業績によってどのように松陰思想でもって維新期の日本に関わっていたかが分かった。さらに津田梅子など当時の女性たちの活躍にも目を向けられており、維新期の日本社会をより詳しく認識できた。

3回生の共同論文のタイトル・目次ページ

3回生の共同論文のタイトル・目次ページ
 

②19年度のシラバスの説明

猪熊日和

 2回生の研究演習入門で19世紀前半のドイツ経済思想全体を学んだなかから、とくにフリードリヒ・リストの経済思想について19年度の研究演習Ⅰでは学ぶ。
  春学期は6月の合同ゼミ合宿に向けて、フリードリヒ・リストに関する共同論文をまとめる。そのためリストの『経済学の国民的体系』と『農地制度論』の講読を進める。秋学期は11月の学内インゼミ大会を目標に、関連文献や映像をふまえ、2回ゼミ生を前に予備プレゼンを行い、本番で勝負する。また、共同論文を読み返し改訂を行って、学部サイト掲載ヴァージョンを作成する。最後に卒業論文のテーマを決定する。
  そうした授業の流れの説明とともに、講読する文献の購入方法についても触れた。

新年度(19年度)3回生「研究演習I」シラバスの1ページめ

新年度(19年度)3回生「研究演習I」シラバスの1ページめ

③ 教授によるプレゼン「2016年度のベルリン留学について

関屋義登

 原田先生によるベルリン・フンボルト大学留学についてのプレゼンでは、ドイツでは犬を自由に公共の場に連れていけることや、先生の属された研究室の大学院生ソニアさんのハングリーな博士号取得のお話しから、日本とは違う大学の雰囲気や文化に触れることができた。現在ドイツ経済思想史を学んでいる私たちが、ドイツの社会・文化を間接的であれ触れることができ、学習の際の手助けになった。
 今回のゼミ合宿を通してゼミ生同士の間も縮まった。先生のことを理解することもでき、有意義な合宿であった。この経験を3回生での学習に繋げていきたい。

教授のプレゼンの直後

教授のプレゼンの直後。後ろの愛犬との写真がフンボルト大学のサイトに客員教授として掲載された。
教授の体験記は、『エコノフォーラム21』No.24(2018年3月)のp.16-17にある。

『エコノフォーラム21』No.24(2018年3月)
特集2 在外研究レポートPDFファイル   [ 757.71KB ]

まとめ

 2/14夕刻には桑名市周辺の居酒屋でゼミコンパを行った。予約した個室がカラオケ付きだったので美声を聞かせ合い、また少人数ながらビンゴでワクワクできた。なかでも、ひとり立派な「鍋奉行」がしっかりコンパを支えてくれたことは特筆すべきである。
 翌日の朝、各自の散策に任されて現地解散となった。そこから日本最大級のアウトレット「ジャズドリーム」に行く者、伊勢神宮に行く者、名古屋城を目指す者。