2016.11.08.
「われら関学経済人」 春山 美香 さん

【卒業年月】  2007年3月
【名  前】  春山 美香 (ハルヤマ ミカ)
【年  齢】  32歳
【出身高校名】 兵庫県立御影高等学校
【基礎演習名】 巻下 吉夫 ゼミ
【研究演習名】 大谷  強 ゼミ
【勤務先】 韓国にて語学教師(前職:三井住友海上火災保険株式会社)

※ 本ページの内容は2016年11月現在のものです。

これまでどんな仕事をしてきましたか?

前職の三井住友海上では、交通事故の示談交渉と保険金の支払業務を担当していました。主に物損、人身事故の両方を担当し、電話でお客様や代理店、修理工場、弁護士、医師等、様々な方々と事故解決に向けた話合いを行っていました。示談交渉は、困難な時もありますが、やりがいのある仕事でした。社内の雰囲気が良く、みんなで助け合いながら仕事に取り組んでいました。20代の最後に前職を退職し、学生時代から続けてきた韓国語の勉強と更には韓国語教師の資格取得を目指すため韓国へ留学しました。まず最初に延世大学校の韓国語学堂を卒業した後、延世大学校の大学院へ進学しました。大学院では韓国語教育を専攻し、修士課程を修了した後、韓国語教師の資格を取得しました。現在では、韓国で日本人の駐在員を対象に韓国語を教えたり、日系企業で働く韓国人を対象に日本語を教えています。前職では、お客様が違えば、意向や要望も異なるため、お客様がどんな事を望んでいるのかを汲み取る事が大切だという事を学びました。その学びを活かしながら、現在、生徒がどんな事を望んでいるのか生徒の立場に立って、分かりやすく楽しい授業を心がけています。

経済学部ではどんな学生でしたか?また、どんなことを学びましたか?

経済学部で特に目立った活動をしていた訳ではないですが、基礎ゼミで出会った友達を中心に経済学部の女子で小さなサークルを作り、お花見や飲み会等を企画し楽しみながら活動していました。経済学部では、1回生の時から基礎ゼミが始まり、2回生の前期まで同じメンバーで英語経済書講読という授業も受けていた為、ゼミ生同士での結束が強くなりました。英語経済書講読では今まで触れる事のなかった経済に関する内容を英語で読み取り、考える機会を持てたことで、他の授業とは違った側面から経済についての面白みを感じた事を覚えています。また2回生の後期からは本格的にゼミ活動が始まり、社会保障制度やノーマライゼーション、ユニバーサルデザイン、バリアフリー等を中心に勉強し、経済に与える影響を考えました。調べた内容をゼミ生の前で発表する事は、プレゼンテーション能力を高めるきっかけとなりました。そして、実際に学内で車椅子に乗る等の身を持った体験を通して、身近に考えることで、問題解決の糸口をみつける事の大切さを学びました。

今の経済学部生にメッセージをお願いします!

私は将来何になりたいのか分からないまま学生生活を過ごしていました。時間に余裕がある学生の時に、自分のやりたい事が何なのかを具体的に考え、行動に移す努力をすれば良かったと思いました。また社会に貢献できる活動や海外留学等、色々な事にチャレンジをすれば、自分自身の視野を広げる事ができたのではないかと後悔が残りました。もっと自分の将来について、真剣に考える機会を増やせば良かったと反省しています。ですから、現在経済学部に在籍している皆さんに、もしやってみたい事があれば、ぜひとも勇気を出してチャレンジしてほしいです。そして、社会に出てどんな事がしたいのか、自分には何ができるのかを考える機会を増やしてもらえればと思います。また、学生時代に出会った友達は社会に出てからもずっと続いていく大切な存在です。学生時代の貴重な時期に周りの友達や仲間と楽しい思い出を作り、有意義に過ごしてもらえればと思います。

これから経済学部を目指す高校生にメッセージをお願いします!

私は関学の経済学部に入学して良かったと思っています。なぜなら、世の中で起こっていることの多くが経済学と関わっているからです。実際に社会に出て、世の中の仕組みを考える際、経済学部で学んだ事が役に立つ事が多かったです。また、関学の経済学部の先輩たちは、様々な分野で活躍されています。卒業し働き出してから多くの関学の経済学部出身の先輩方にお会いし、たくさんの刺激を受け、私自身も成長することができました。ぜひ皆さんにも関学の経済学部に入って頂き、同じ関学経済人として、お互い刺激を受けながら一緒に頑張っていきましょう。経済学部を目指す皆さん、大学入試を乗り越え、入学するまでの道のりは決して簡単なものではないかと思いますが、体調には気をつけて、今まで一生懸命頑張ってきた成果が入試本番で出せるよう頑張って下さいね!!応援しています。