2011.04.01.
「われら関学経済人」 兼松 奈美 さん

【卒業年月】2008年3月
【名前】兼松 奈美 (カネマツ ナミ)
【年齢】 25歳
【出身高校名】大阪府立大手前高校
【基礎演習名】山田 仁 准教授
【研究演習名】小林 伸生 教授
【勤務先】 株式会社ベネッセコーポレーション

※ 本ページの内容は2010年7月現在のものです。

これまでどんな仕事をしてきましたか?

 進研ゼミ小学講座のチャレンジ2年生の算数編集を担当しています。来年から小学校の学習内容が新しくなるので、今は新しい指導要領に沿った算数紙面の製作に携わっています。  算数の教材は、本当に多くの人の力をお借りして作っています。算数のプロである先生、デザイナーさん、イラストレーターさん、問題の良し悪しを吟味してくださる方、印刷会社さん、製本会社さんなどです。私よりも、算数やチャレンジについて詳しい方もたくさんいらっしゃいますが、そういった方のお知恵を借りながら、子どもへの想いを込めて教材を作る過程にやりがいを感じます。また、自分が担当した紙面が子どもの手に渡り、実際に使ってもらっている場面を見ると、「次も頑張ろう!」と思います。  チャレンジを受講してくれている全国の小学2年生が、算数がおもしろくて大好きになる紙面を目指して、これからも日々勉強していきます。

経済学部ではどんな学生でしたか?また、どんなことを学びましたか?

 在学中は、ゼミの活動に力を入れていました。私が所属していた小林ゼミは、ディベートに力を入れているゼミで、同じ大学の学生だけではなく、関西の他大学の学生ともディベートを行っていました。厚生年金問題や外国人労働者など、ディベートを通して幅広い経済の知識を身につけるとともに、効率的に有益な情報を集める方法、集めた情報を論理的に組み立てていく力や、短い時間で分かりやすく相手に伝える力を養うことができました。

今の経済学部生にメッセージをお願いします!

 経済学部に4年間在学していた中で日々感じていたことは、本当に経済という領域は幅広いということです。私は、卒業論文の素材に、子どものころから大好きなテーマパークを選びました。いつも通っている身近なテーマパークであっても、経済という別の切り口から見てみると、テーマパークを中心としたヒト・モノ・カネの流れや、地域・そこに住む人々に与えるインパクトなど新しい気づきがたくさんあります。自分なりに世の中を見る一つの観点として、経済学を学んでもらえたらと思います。

これから経済学部を目指す高校生にメッセージをお願いします!

 私が経済学部を志望した理由の一つに、「大きな目で、世の中を見てみたい」という気持ちが挙げられます。前述しましたが、経済というものさしを使って世の中を見ると、今まで当たり前のように思えていた事象が全然違う角度から見ることができます。また、そこには必ず新しい気づきがあります。毎日見るニュースや新聞も、経済という切り口から見ると、報道されている以上の気づきがあります。経済学と聞くと、なんだか難しくてとっつきにくい印象があるかもしれませんが、ぜひ、世の中を見る観点の一つとして考えてもらえればと思います。