2022.10.27.
海外学習活動(ドイツインターンシップ) 井澤 優太(いざわ ゆうた)さん
文学部
井澤 優太(いざわ ゆうた)
【研修地】
ドイツ
【利用したプログラム名】
海外学習活動(ドイツインターンシップ)
プログラムへの参加動機
私は将来ドイツのプロフットボールクラブの経営者になることを目標としています。
今回の機会は私にとって「働くとはどういうことか」、「ドイツの働き方や会社の仕組み」を知り、今後に生かすのに絶好の機会でした。
プログラムの概要を教えてください
プログラム初日~最終日までの流れ
空港到着から2日ほどはホテルに滞在し、その後語学学校に移動し併設されている寮で生活しました。語学学校からオフィスまでは徒歩20分の距離にあり、平日は午前中語学学校でドイツ語を学習し、午後からオフィスに出勤していました。休日は周辺を観光したり、フットボール観戦に行きました。
参加した事業の内容
私がインターンシップで参加したKM Sports GmbHさんはドイツに拠点を置くスポーツマネジメント会社で、スポーツ事業部署と観光事業部署があります。
担当した業務の内容
私はスポーツ事業部署に所属し、ドイツ在住の日本人の小学生を対象とした夏休みイベントの企画・運営を主に行いました。イベントは4日間あり、3日間はトレーニング、4日目はドイツ人チームとの紅白戦とレクリエーションでした。
私は高校までの10年間フットボールをしてきましたが、指導者として子供に教える機会は一度もありませんでした。また、現地の子供たちと接する機会も少なく自分が考えた企画が果たしてうまくいくのかとても心配でした。実際トレーニングでは想定外の事態が起き、現場でうまく対応する必要がありました。しかし日にちを重ねるごとにうまく対応できるようになり、また他のインターン生やコーチの助けも借りて無事終えることができました。企画の際に1番は子供が怪我無く楽しめるものを作ろうと決めていたので、子供たちが「楽しかった!」と言ってくれた時はとてもうれしくやりがいを感じました。
現地での生活はどのようなものでしたか?
平日は午前中は語学学校での授業、午後はオフィスでのタスクやゼミナールを行いました。またスポーツ事業部署はブリュッセルへの出張もありました。夏休みイベントの日はオフィス出勤ではなく直接グラウンドに向かいました。
休日はフランクフルト市内の観光、ブンデスリーガ観戦、ドイツ人の友達に会いにケルンに行ったりしました。
8月ということもあり観光客は多く、中心部もアジア人も多く見かけました。フランクフルト自体が多国籍の街というだけあって、いろんな人種の人たちが共存していることを実感しました。
参加するために必要な準備は?
・ドイツ人は親切な人が多いので、分からないことは聞けば教えてくれます。また、多くの人が英語も話せるのでドイツ語を習っていない人でも現地での生活に困ることは少ないと思います。
・ドイツの街や文化について少しでも調べておくとよいと思います。(コインランドリーやスーパーマーケット、公共交通機関など)
・3週間の実習でしたが、とても日本食が恋しくなります。最終週には我慢できず日本食のレストランでかつ丼を食べました。個人的にビールとソーセージはおいしかったですが、あとは間違いなく日本のものがおいしいのでインスタントのカップ麺やみそ汁、白米があると少しは恋しさが紛れると思います。
私自身何も日本から持って行かず、友達にカップ麺をもらった際は感動しました。
さいごに
プログラムの感想
このプログラムを通して学んだことはとてもありました。その中でも特に思ったことは実体験の大切さです。日本で聞いていたドイツのイメージと実際のドイツの違い、職場の雰囲気やドイツ人の生活、公共交通機関の遅延、24時間コンビニのありがたみ、3か国語以上話せる人ばかりいる世界の人たちなど、日本では絶対に経験できない数多くのことをドイツインターンシップを通して学びました。
プログラムでの経験を生かして、今後やりたいことは?
このプログラムでの経験をただ経験として風化させるのではなく残りの大学生活で必ず生かす必要があると思います。私自身は、大学2年の間にプロスポーツチームでのインターンシップに合格すること、12月に行われるドイツ語検定2級合格を必ず達成するために行動しています。また、2024年にドイツで行われるEURO2024というヨーロッパ1の国を決めるフットボール大会を必ず見に行くことも在学中の目標としています。
当プログラムのおすすめポイントは?
私がこのプログラムを履修して1番良いと思うポイントは、素晴らしい人たちと出会えることです。このプログラムを履修した他の学生とはほとんどが初対面でした。しかし共同生活を送ることで仲良くなれるし、皆さんいろんな考えや目標を持っていること、素晴らしい人間性の持ち主であることが分かりました。私は今回この9人でインターンシップを行えたことをとても誇りに思っています。
また、KM Sports GmbHの増嶋さんは本当に素晴らしい方です。フットボールと深く関係のある方なのでフットボール好きの人はお会いになると凄い話をたくさん聞くことができますよ。
また、インターンシップ最終日に行われるプレゼンテーションでは、増嶋さん繋がりで現地の日系企業の方々とお会いすることができます。そこでコネクションを作っておくこともとても大事だと思います。
日本では絶対に経験できないことばかりです。多くの人と出会い、色々なことを体験することで日本に帰った際、動き出せずにはいられなくなること間違いなしです!!