2022.06.06.
学生レポート 山本 佳奈 さん

【名前】山本 佳奈(ヤマモト カナ)
【入学年度】2019年度
【出身高校名】関西学院高等部
【研究演習名】田村 翔平 ゼミ

これまで力を入れてきたこと・打ちこんできたことは何ですか?

 公認会計士試験の勉強です。
 大学1年生の夏から勉強を始め、3年生の6月に一次試験の短答式試験に合格し、11月に二次試験の論文式試験に合格しました。
 

成果


公認会計士試験合格
日商簿記1級取得

 

その経験について教えてください(内容・なぜそれに向かおうと思ったか・目標に向かっての紆余曲折など)


 関西学院中学部時代に「これからの時代、自分に強みを持っておいたほうよい」と思い、医師・弁護士・会計士のいずれかの難関資格取得を考えたことがきっかけです。父の勧めで会計士を選び、勉強に使える時間が多い大学在学中に公認会計士試験に合格することを目標に、高等部在学中に独学で簿記3級・2級を取得しました。 
1年生の夏休みから専門学校にも通い、秋学期からは神戸の専門学校で朝7時半から早朝答練というテストを受け、その後大学に行き、5限終了後にまた専門学校の夜の授業を受けに行っていました。そのような生活でしたが学生の本分である大学の授業にも全力で取り組み、経済学部で学年2位の成績を収めることができました。会計士試験の勉強が本格化する2年生の春頃に大学の授業形態がオンラインに変更されたため、昼は専門学校で自習、夜は自宅で大学の授業動画を視聴するという形でダブルスクールを両立させることができました。3年生春学期は会計士試験直前期間でしたのでゼミのみを履修していましたが、ゼミの田村翔平先生と仲間に応援していただいたことが勉強を続けるうえで心の支えになりました。 
 3年生11月の会計士試験合格発表後はすぐに就職が決まり、現在は大手監査法人にて学生非常勤として仕事をしています。

 

どのような点にやりがいや面白さを感じましたか?


 試験科目には財務会計・管理会計・租税法のような計算科目と、財務理論・租税理論・監査論・企業法のような理論科目があります。計算科目では地道な解き直しが点数の向上にすぐ現れること、理論科目では単なる解答の暗記にとどまらず、会計基準が生まれた背景まで理解することで、難しい問題にも対応できるようになることが面白かったです。

その経験を今後どのように活かしていきたいですか?

専門学校の友人と

専門学校の友人と

 経済学部で得たマクロとミクロからマーケットを見る視点や、田村ゼミで学んだゲーム理論を活かし、財務諸表から見えてくることを冷静に分析、またクライアントにも上手くお伝えできるようになりたいです。
 

卒業までの残りの期間をどのように過ごしていきたいですか?

 非常勤勤務と会計士の修了考査に向けて勉強するとともに、仕事で使うビジネス英語の勉強も継続したいです。大学生として、上ヶ原キャンパスの時計台や中央芝生、日本庭園も楽しみたいです。

後輩達やこれから経済学部を目指す高校生にメッセージをお願いします


 伝統ある経済学部は関西学院大学の看板学部であり、経済界で活躍されている先輩方も多く学ばれた学部です。また関西学院出身の公認会計士の会である「弦月CPA会」などの関西学院OB, OGとの繋がりもあり、経済学部で得た経験と関西学院での人とのつながりは卒業後もあなたの資産になることと思います。