[ 建築学部 ]3つのポリシー

学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー、以下DP)

「Kwanseiコンピテンシー」の獲得を念頭において、建築学部建築学科の学位授与の方針(DP)を以下のとおり定める。

建築学科

建築学科は、安全・快適で美しい建築及び都市空間の計画、設計、運営等に関する専門的知識と技術を有して、グローバルな視点で建築と都市の未来を創造する国際的人材を養成する。
よって、以下のような知識と能力を有する学生に「学士(工学)」の学位を授与する。

1. 工学的知識と技術をベースにして、魅力的で持続可能な建築や都市空間をつくるための計画・デザイン技術及びそれらを運営・管理するためのマネジメント知識。
2. 建築空間、都市空間そして地域社会を連続的・一体的なものとして捉え、相互の関係性について深く理解し提案できる能力。
3. 語学力、コミュニケーション力はもとより日本やアジアの建築及び都市の特徴や文化について誇りをもって解説できる能力。
4. 最先端の建築技術やデザインはもとより地域性や歴史的文脈を踏まえて、人文科学・社会科学等、幅広い側面から取組むことができる能力。
5. 人々の安全や財産に深く関わるとともに公共財としての側面をもつ建築に、専門家としての高度な倫理観をもって携わることができる能力。
6. 建築や都市デザインは多様な専門家及び住民との共同作業であることを理解し、一連のプロセスにおいて謙虚さと協調性を尊重しながらリーダーシップを発揮できる能力。
 

教育課程の編成方針(カリキュラム・ポリシー、以下CP)

学位授与の方針(DP)を踏まえ、建築学部建築学科の教育課程の編成方針(CP)を以下のように定める。

建築学科

安全・快適で美しい建築及び都市空間の計画、設計、運営等に関する専門的知識と技術を有して、グローバルな視点で建築と都市の未来を創造する国際的人材を養成するため、総合教育科目と専門教育科目から構成される教育課程を通して、建築・都市デザイン分野の知識・技能を体系的に修得できるようにする。
具体的なカリキュラムの編成方針は以下のとおりである。

[総合教育科目] 
① 本学の建学の精神であるキリスト教主義に基づく人間形成によって、自らを律する強さ、倫理観、他者との協調性等の基本的な態度を身につけさせる。
② 英語のリーディング・ライティング・コミュニケーション能力を高める充実した英語教育を実施する。
③ 建築や都市デザインに必要な人文科学、社会科学分野の科目及び英語以外の多様な外国語を充実させることにより、総合的な知の形成を図る。
 
[専門教育科目] 
① 基礎的な表現から高度な建築設計に至るまでのデザイン能力を向上させる、1年次から4年次までの一貫した建築設計教育プログラムを構築する。
② 建築空間と都市空間そして地域社会を連続的・一体的に捉え、相互の関係について深く理解し計画できる能力を育成するため、建築関連科目に加えて都市・地域関連科目を充実させ、両者を体系的に配置する。
③ 社会の具体的な課題に対して、建築や都市デザイン、まちづくりを通した改善や解決の手法を学べるよう、多様なフィールドを体験できるPBL型の授業を充実させる。
④ 建築の専門的職能に必須の一級建築士・二級建築士・木造建築士の受験資格に対応した専門科目をバランスよく配置し、資格取得に向けた専門科目を1年次から開講する。

学生受入れの方針(アドミッション・ポリシー、以下AP)

学位授与の方針(DP)及び教育課程の編成方針(CP)を踏まえ、学生受入れの方針(AP)を次のように定める。

建築学科

建築学科は、安全・快適で美しい建築及び都市空間の計画、設計、運営等に関する専門的知識と技術に基づいて、グローバルな視点で建築と都市の未来を創造する国際的人材を養成することで建築学の立場から社会に貢献することを目的としている。
以上の人材養成の目的に沿って、建築学科では次のような入学者を求める。

① 建築学部及び建築学科の目的及び養成する人材像に賛同し、自然科学・科学技術の発展を通じて、自律的な態度をもって社会・文化・人類の発展に貢献しようとする学生
② 理数系科目の十分な学力を有し、自然科学・科学技術分野の体系的な知識・技能を高い意欲をもって修得しようとする学生
③ 人文・社会系科目の基礎学力を有し、建築・都市が存立する社会・文化・歴史等について理解しようとする意欲をもつ学生
④ 日本語及び英語の基礎学力を有し、論理的思考に基づいて、文章読解・作成、コミュニケーション能力の向上に努める学生