[ 建築学部 ] カリキュラム・履修モデル

建築学部は、現代社会における課題の解決に貢献し、国際社会や地域で活躍できる建築家、都市計画技術者、まちづくりリーダーを育成します。
建築と都市について、多彩な切り口からカリキュラムを編成、幅広い知識・技術・デザイン能力が身につきます。
自治体、企業、NPO・NGOなどと連携し、地域や社会に貢献できるPBL型授業(課題解決型学習)を展開します。

4年間の流れ

1年
2年
入学直後から、建築表現に必要なテクニックを建築表現演習で学び、デザイン、プレゼンテーションなどの基礎スキルを養います。2年生からは建築学の専門を深めるとともに、建築や都市にかかわる人文・社会科学も学び、PBL型授業やフィールドワークなどで実践力を身につけます。
3年
4年
3年生の秋学期からはのちの研究室選択に向けてのプレ専門演習が展開され専門的な学びを体験。4年生で専門の研究室に所属し、それぞれの研究室指導教員のもとで各自の問題意識に基づいたテーマを設定して、4年間の集大成となる卒業設計・卒業論文に取り組みます。

カリキュラム(教育課程表)

カリキュラムは、「大学学則」および「建築学部内規」に基づき、教育課程表としてまとめられています。
原則として、入学時に施工されている規則が卒業するまで適用されます。

教育課程表 PDFリンク

各科目の構成および修得必要単位

(1) 総合教育科目

総合教育科目はキリスト教科目、言語教育科目、総合選択科目で構成されており、卒業に必要な単位数は32単位で、第2学年度終了までにはすべて修得しておくのが望ましいです。
 

キリスト教科目

本学の建学の精神であるキリスト教主義に基づく人間形成によって、自らを律する強さ、倫理観、他者との協調性などの基本的な態度を身につけるための科目です。
キリスト教学Aおよびキリスト教学B(2目4単位)は必修科目です。

言語教育科目

自然科学・科学技術分野における共通言語である英語の修得をめざし、自ら発信できるよう、総合的な英語コミュニケーション能力を修得します。
英語リーディングⅠA・ⅠB・ⅡA・ⅡB、英語ライティングⅠA・ⅠB・ⅡA・ⅡB、英語コミュニケーションリーディングⅠA・ⅠB・ⅡA・ⅡB(12科目12単位)は必修科目です。

総合選択科目

英語以外の外国語科目、自然科学・科学技術と社会、文化、人間の関係について学ぶ科目、また歴史、文化、芸術、哲学などについて幅広い教養と視野を育成するための科目を配置しています。これにより、幅広く自然科学・科学技術の基盤となる知識や、建築・都市を深く理解するための知識を修得します。
すべて選択科目であり、全学科目の単位や他学部科目の単位を算入することができます。ただし、建築学部開講の4科目8単位以上を修得しなければなりません。

(2) 専門教育科目

専門科目基礎、建築・都市デザイン専門科目、建築・都市デザイン応用演習、卒業演習・卒業研究の科目区分から構成されます。
その内、建築デザイン専門科目には、総合基礎、建築設計、建築計画、歴史、環境・設備、構造、構法・生産、材料、法規、都市・地域、都市政策、都市文化、建築・都市デザイン基礎演習の科目区分を設けています。
 

専門科目基礎

微積分学Ⅰ・Ⅱ、線形代数学Ⅰ・Ⅱ、建築基礎物理は、建築工学を学ぶ上で必要となる数学、物理の基礎知識を身につけるための科目です。統計学、データ解析は、建築計画、都市計画を学ぶ上で必要となる数学とデータサイエンスの基礎知識を身につけるための科目です。
このうち、建築工学に必須の基礎的知識を修得する微積分学Ⅰと線形代数学Ⅰ(2科目4単位)は必修科目です。

建築・都市デザイン専門科目

建築学、都市計画学の専門的知識とスキルを修得することを目的とし、建築学の体系に基づき、各専門分野に対応する形で総合基礎、建築設計、建築計画、歴史、環境・設備、構造、構法・生産、材料、法規、都市・地域、都市政策、都市文化、建築・都市デザイン基礎演習の科目区分を設けています。

建築・都市デザイン応用演習

建築・都市デザイン専門科目で学んだ知識やスキルを基礎とし、各専門分野の教員の下で具体的な課題に取組むことで、知識やスキルの応用力を身につけることを目的としています。卒業演習・卒業研究への導入として位置づけられ、各専門分野の研究手法を担当教員の指導を通して実践的に修得することができます。
建築デザイン演習、建築設計手法習、アーバンスケープデザイン演習、建築計画演習、福祉環境計画演習、建築史・都市史演習、建築生産演習、環境設備計画演習、建築耐震構造演習、建築構造デザイン演習、都市デザイン演習、コミュニティデザイン演習、まちづくり演習、都市防災演習のうち1科目2単位が選択必修科目です。

卒業演習・卒業研究

建築学演習では、卒業研究に向け、具体的な課題に基づいたテーマ設定を行い、調査研究手法を学び、さらに論理的思考力・実践力・応用力を身につけることを目的とし、卒業研究では、建築学部建築学科での学びの集大成として、学生個人が設定したテーマに基づき研究を行い、調査・分析能力に加え、企画・提案能力、表現力を総合的に身につけ、高めることを目的としています。研究成果は論文または設計作品としてまとめ、学部で実施する卒業設計・卒業論文発表会で発表し、研究テーマの重要性や研究内容、完成度などを総合的に判断して評価を行います。これらのプロセスを通して、建築・都市デザイン分野で活躍できる研究者、技術者としての基礎的能力を養成します。
建築学演習および卒業研究(2科目8単位)は必修科目です。

履修モデル

「履修モデル」は、あくまでも履修計画を立てるうえでの一例です。実際にどの科目を履修するかは、各自で選択してください。

履修モデル PDFリンク