2024.09.11.
茶の湯から建築を学ぶ集中講義を実施しました。
建築学部は春学期集中講義として6日間にわたり建築・都市演習9「茶の湯から学ぶこれまでの空間デザイン-侘と寂 数奇の成り立ち-」を行いました。
本演習では「人はなぜ建築をするのか?」をテーマとし、日本人の生活と建築様式に大きな影響をあたえた「数寄(すき)」「侘と寂(わびとさび)」との関わりを、実際の茶室空間を体験しながら考察、理解することを目的としています。講義と並行して実際の空間として京都大徳寺内、玉林院にて作務や、茶室見学・体験をおこないました。これらの体験を通じて特徴的かつ典型的な日本文化の一つである茶の湯を俯瞰的に捉え、そのコンテクストを理解することで、伝統的な様式美や形式に対する偏見、誤解を解消し、現代に応用できる力を身に付けました。