2024.09.12.
マレーシア、マラヤ大学での建築学国際プログラムを実施しました!

8月18日(日)~9月1日(日)の2週間、マレーシア、クアラルンプールのマラヤ大学で、建築学国際プログラムを実施しました。

マラヤ大学は1905年に設立されたマレーシアの最高学府で、アジアでもトップランクの大学の一つです。本プログラムでは、実践的な英語と、アジアとヨーロッパの文化が融合した建築と都市の魅力を体感し、その奥深さを学ぶことを目的としています。

今年で3回目となる今回のプログラムには10名の学生(1回生5名、2回生1名、3回生4名)が参加しました。学生たちは、午前中はリーディング、ライティング、スピーキング、グラマーの英語4スキルを学ぶクラスを受講し、午後には建築、都市文化を学ぶ講義とフィールドスタディに参加しました。また、週末には世界遺産都市マラッカへの1泊2日のスタディツアーも実施されました。

建築、都市文化を学ぶプログラムでは、マレーシアの歴史や文化と建築との関係について学ぶレクチャーなどを受講するとともに、クアラルンプールのコロニアル建築や伝統的なマレーハウス、チャイナ・タウン、新都心KLCC地区などを訪れ、実際に建築や都市を体験する中で、マレーシアの多様な建築、都市の姿と、それらが形成された背景や文化を学びました。また、世界遺産都市マラッカでは、ヨーロッパ(ポルトガル、オランダ、イギリス)とアジア(中国、インド、マレー系)の文化が重層、融合する、他では見られない建築、都市の姿を体験しました。さらに、歴史的建造物、伝統的住居などの保存、再生に取り組んでいるマレーシア政府国家遺産局、クアラルンプール市建築物管理局を訪問し、歴史的建造物の再生手法に関するレクチャーと再生事例の見学も行い、アジアにおける建築保存再生に関する専門的な学びも得ることができました。最終日には現地で学んだ建築、都市について英語でのプレゼンテーションを行い、プログラムを締めくくりました。

期間中は現地のバディ学生とともにマラヤ大学のインターナショナルハウス(国際寮)に滞在する中で、英語でのコミュニケーション力も一層高まり、フルタイムの交流によって異文化理解も深まり、大変充実した2週間となりました。プログラムには山根教授も同行し、次年度以降もプログラムを発展させていくことを確認しました。