2024.07.04.
建築史家・青井哲人氏の講演会「ヨコとタテの建築論」を開催しました

7月2日に建築史家・青井哲人氏(明治大学教授)の講演会「ヨコとタテの建築論」を開催しました。
昨年上梓された『ヨコとタテの建築論 モダン・ヒューマンとしての私たちと建築をめぐる10講』(慶應義塾出版会、2023)の第1部をベースとし、カタチを読み解釈し、世界を描くという現生人類が持つ高度な認知能力と創造性について、豊かなスライドレクチャーで語っていただきました。
また後半では、『ヨコとタテの建築論』では語られていなかった家族論から、建築・都市のカタチを読み、これから未来の社会を構想する試みを自邸「ジャジャハウス|Jia Jia House」を例にお話していただきました。

講演会は近代建築史の授業の1コマとして開催されましたが、多くの履修者以外の学生、他大学の学生、学外の建築関係者にもご参加いただきました。

建築の専門性はカタチです。
その可能性をあらためて考える機会となりました。

講演会後は総合政策学部の建築士プログラムの2年生科目「建築設計演習1」の講評会にも参加いただきました。