[ 建築学部 ]教員紹介

荒木 美香
准教授


2008年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了/佐藤淳構造設計事務所、
東京大学特任研究員、荒木美香構造設計事務所を経て2021年より関西学院大学建築学部准教授、
2023年よりGraph Studio共同主宰/著書(共著):『建築情報学へ(millegraph)』、
『構造デザインの現場(グラフィック社)』/受賞:2018年日本建築学会作品選集新人賞、
2021年第32回JSCA賞新人賞など

建築構造設計

構造デザインとは、建物に作用する外力に対して安全性を確保し、建築の造形に寄与する分野です。そのために、研究教育においてはものの壊れ方や力の流れをイメージする力を身につけることを重視し、構造原理の知識を構造実験やモックアップ制作に活かすようにしています。

研究テーマ:自然材料を構造材に活用

建築の構造は主に鉄筋コンクリート、鉄骨、木で作られますが、その中でも自然材料を活かした構造に着目しています。日本の林業において扱いが難しいとされる大径材の活用、近年急速に普及しているCLTの新しい使い方、放置竹林問題とサステナビリティの観点で注目される竹材料の構造利用などをテーマに、実験やモックアップの施工等を通して実践的な研究を行っています。

keywords

構造設計、構法開発、建築材料、耐震基準

教育目標

課題を見つけることと、課題を解決することは異なります。どちらかだけに長けていても社会の問題は解決できません。その両方を訓練することを教育の場では重視しています。
建築構造分野の面白いところは、工学という世界共通の言語を駆使して設計を行うため、国内で1つ何かが出来るようになると海外でも応用できる可能性をもっているところです。建築の構造設計を通じて、グローバルな視点で課題を解決していくことを目指しています。

担当科目

建築構造デザイン、建築材料学、建築材料学実験、建築プログラミング演習など

研究風景/授業風景