2023年度大学主催春季人権問題講演会「映画『片袖の魚』一歩踏み出して見えたこと」(講師:東海林毅氏)

日時:
2023年05月16日(火) 15時10分 ~ 2023年05月16日(火) 16時50分
場所:
西宮上ケ原キャンパス 中央講堂・オンライン同時配信

2023年度大学主催春季人権問題講演会

演  題:「映画『片袖の魚』一歩踏み出して見えたこと」
講  師: 東海林 毅 氏(映画監督)
日  時: 2023年5月16日(火)15時10分~16時50分
場  所: 西宮上ケ原キャンパス 中央講堂・オンライン同時配信
参加方法:【会場】事前申込不要
     【オンライン】
         本講演会はZoomウェビナーで実施します。
         Zoomでの参加者は、以下の事前登録サイトから登録してください。
         ⇒ オンライン参加 事前登録サイト

         事前登録が正常に完了すればメールが届きます。
         事前登録は簡単ですが、よくわからない方、Zoomのアカウント自体を
         持っていない方は以下のPDFをご確認ください。

          Zoomウェビナーの事前登録と入室について (説明書)
         

*本講演会では、手話通訳・パソコンテイクによる情報保障を予定しています。
 また、講演会は録画し、後日、字幕をつけた動画を本学Webサイト等で配信する予定です。

<講演内容>
映画やドラマなどの映像メディアにおいて「トランスジェンダーの役は当事者の俳優に」と言われているのを
皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか?世界的にも多数のトランスジェンダーの俳優が活躍し、
トランスジェンダーの役を当事者の俳優が演じることは自然なことになりつつあります。
しかしこの主張に対して「なんでも演じるのが俳優という職業では?」「役と届性の固定化につながるのでは?」
といった声が日本では未だに多く聞かれます。
今回の講演では、日本で初めてトランスジェンダー当事者の俳優を一般公募のオーディションでキャスティングし
制作された映画『片袖の魚』を実際に鑑賞し、なぜ「トランスジェンダーの役は当事者の俳優に」と多くの人が
主張し実践しているのか、その理由について知っていただくとともに、実践を通して得た気づきや問題点に
ついても皆さんと共有したいと思います。

<講師紹介>
武蔵野美術大学在学中より活動を開始し1995年東京国際レズビアン&ゲイ映画祭にて審査員特別賞を受賞。
バイセクシュアル当事者でもあり、商業作品を監督する傍ら主に自主作品を通してLGBTQ+と社会との関わりを
探ってきた。高齢の男性同性愛者を主人公にした短編『老ナルキソス』(2017)が国内外の映画祭で10冠を獲得。
『片袖の魚』(2021)では日本で初めてトランスジェンダー当事者の一般公募オーディションを行い話題となる。
同名の短編を長編化した『老ナルキソス』(2022)が2023年5月20日より順次全国公開される。


2023年度大学主催春季人権問題講演会 東海林毅氏ちらし