Gコース(田中 きく代先生)講座紹介

トランプ現象の史的分析-アメリカ民主主義はどこに行くのか

                  

【担当講師】 田中 きく代関西学院大学名誉教授・元文学部教授

講義概要

トランプ現象の本質を見定めるために、過去のポピュリズムと比較検証する。人種・移民問題、外交・経済、ジェンダー、地域性、宗教など、政治文化の視点から考察し、将来への視差を示したい。

講義のポイント

〇現在の問題を過去の原点に立ち戻り、民主主義の今後の展望を見出す。
〇アメリカ史に残る様々な映像、絵画などを明示し、レジメ、パワーポイントで可視化する。
〇関連の博物館などを紹介するので、URLでバーチャル旅行を楽しめる。

2025年度前期 K.G.ライフワークスクール パンフレット

受講料・定員

〇受講料/15,300円(卒業生14,000円) 〇定員/30名 

各回の講義予定

開催場所:西宮上ケ原キャンパス

日程      時間 講座内容
1 5/29(木)  13:20

14:50
授業の概要とトランプショック              何がトランプを再選させたのか。投票行動分析などで示し、トランプ支持率が高い南部の反中央意識の政治風土を歴史的に概観する。
2 6/05(木) 民主主義とポピュリズム 建国理念のFor the Peopleに見出せる「人権意識」の普遍的価値を解説し、アメリカポピュリズムとは何かを問う。
3 6/12(木) 移民政策と人種・民族関係から見る民主化 移民政策の変遷を通して移民問題の複雑さを論じる。また、人種・民族関係の差別構造にメスが入れられてきた歴史に意義を見出す。
4 6/19(木) ジェンダーでの克服すべき課題 性による差別、女性のみならずLGBTQ+にも言及し、分断の大きな原因の一つとなっている点を解説し、今後の見通しを論じる。
5 6/26(木) 南部の宗教 南部に多く支持される「エヴァンジェリカル」とはなにかを、変革時に生じた過去数回の宗教上のリヴァイヴァル運動から考える。
6 7/03(木) 政党制度の硬直とトランプ政権の問題点 二大政党制度の硬直と、今後の政党再編の可能性を論じる。また、トランプ政権の諸問題を提示し、民主主義の可能性を論じる。

講師プロフィール

世界史に関心があり、現代政治にも興味をもっています.特にアメリカ合衆国の政治文化の成り立ちの歴史に関して研究をしています。現在のことを知り、将来を予測するにも、過去を知ることが大事と考えてのことです。11月5日以降は、トランプの再選による逆襲にショックを受けて、トランプに見るポピュリズムの分析を過去に戻って再検討をし始めました。今後の世界の行く末を見つめるためです。

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