Dコース(加藤 哲弘先生)講座紹介
印象派の絵画 個性的な画家たちが生み出す彩り豊かな美の世界
【担当講師】 加藤 哲弘関西学院大学名誉教授・元文学部教授
講義概要
「印象派」の画家たち、なかでもモネ、ルノワール、ドガ、さらにはゴッホやセザンヌらの代表的作品を毎回ひとりずつとりあげ、その独自の技法や画面構成を精細画像を通して明らかにします。講義のポイント
どこかで見たことのある絵だけど、いつもそれだけで通りすぎてしまう。たしかに印象派の作品は、あまり深く考えずに、ちょうど音楽をきいているときのように、明るい色彩を目で楽しめばそれでいいのかもしれません。でも、「印象だけで絵を描く」という、いわば悪口に近い評価をされていた画家たちは、今までにない独創的な表現を目指して、それぞれの理想を追い求めていました。今回の講座では、作品の中に込められた、後の20世紀のモダンアートにもつながる芸術上の革新性を明らかにします。
2025年度前期 K.G.ライフワークスクール パンフレット受講料・定員
〇受講料/15,300円(卒業生14,000円) 〇定員/30名各回の講義予定
開催場所:大阪梅田キャンパス
回 | 日程 | 時間 | 講座内容 | |
---|---|---|---|---|
1 | 5/30(金) | 13:20 ~ 14:50 |
印象派 |
先駆けとなったマネ、活躍が際立つ女性画家たち、さらには日本での受容にも言及することで印象派の全貌を概観します。 |
2 | 6/06(金) | モネ 筆触で再現された陽の光 |
推移する時間と日照の変化の中で刻々とその姿を変える「積みわら」「大聖堂」そして「睡蓮の池」を描くモネの筆触に注目します。 | |
3 | 6/13(金) | ルノワール 市民生活の喜びを謳歌 |
パリに住む普通の市民の生き生きとした喜びに満ちた生活を明るい陽光のもとで描き出した画家の目指したものを解き明かします。 | |
4 | 6/20(金) | ドガ 動きの中の一瞬をとらえる |
画家たちの仕事を奪った写真のように、しかし写真ではけっして提示できない一瞬の映像を新鮮な構図で描く画家の技法に迫ります。 | |
5 | 6/27(金) | ゴッホ 強烈に自己を主張する鮮やかな絵具 |
周囲の無理解に対抗するように強い力で画布に塗られた色鮮やかな絵具が、それ自体で訴えかけてくる表現の意味を明らかにします。 | |
6 | 7/04(金) | セザンヌ 分解され再構成される自然の形 |
不安定な一瞬の映像ではなく、そこに物が確かに存在しているという揺るぎない実感の表現を追求した画家の苦闘の跡をたどります。 |
講師プロフィール
近代(19~20世紀)に新しく登場した市民社会のアートや美意識に注目してきました。
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不開講となる場合は、速やかにメールでお知らせします。
◆よくあるご質問はこちらをご覧ください。
https://www.kwansei.ac.jp/lifelonglearning/kglifeworkschool#10004
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