2022.02.22.
2021年度「手話学コロキアム」第4回を開催しました
去る2月12日(土)に第4回手話学コロキアムをオンラインで開催いたしました。
第4回目は「L1/L2の日本手話表出に関する比較研究」というテーマで、群馬大学の中野聡子准教授をお迎えし講義とワークショップを行いました。
講義では研究者としてのご自身の経験をふまえながら、第二言語習得の基礎理論と聴者成人の手話習得に関わる先行研究について、手話で語る際の学習者とろう者の視点の違いなど、具体的に分かりやすくお話をしていただきました。
そして、講義をふまえワークショップでは、グループに分かれ、手話の第二言語習得研究を行うと想定し、対象者の選定等どのように研究計画を立てていくのかについてディスカッションを行いました。
以下、参加者からの感想です。
- (抜粋。原文そのまま)
- ・気づかなかった課題や新たな発見、知らないことに興味を持てる様になりました。
- ・L2としての手話学習というテーマについて、聴のL2学習当事者として見落としていた視点や、領域内の興味深いテーマいろいろと気づかされました。非常に勉強になりました。
- ・具体的な研究計画を話し合って中野先生からアドバイスをいただくことで自分ではなかなか気づけないところもご指摘いただいて本当に勉強になりました。
- ・研究とは、比較、条件、環境、方法など色々ルールがあって、それに則ってしないと意味がないんだという事が勉強になりました。
講師の中野先生、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
この第4回目をもちまして、今年度の手話学コロキアムは終了となりました。
来年度も充実した手話学コロキアムを企画していきますので、よろしくお願いいたします。