2021.07.20.
海外の大学と共同で手話言語学、ろう文化、ろう研究等に関する全5回の講演動画を配信します
手話言語研究センターは、手話を研究している 海外の5大学※ と共同で、手話言語学、ろう文化、ろう研究等に関する全5回の講演動画を配信します。
講師 | 講演タイトル | |
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第1回 | Thomas K. Holcomb 教授 (Professor, Deaf Studies Division, Ohlone College) |
To Be or Not to Be Deaf : That is the Question (ろう者であるべきか、そうでないべきか) |
第2回 | Jemina Napier 教授 (Chair of Intercultural Communication in the Department of Language & Intercultural Studies, Heriot-Watt University) (Director, The Centre for Translation & Interpreting Studies in Scotland) |
An overview of the transformation of Sign Language Interpreting as profession & research, & SLIS as a transformative field (職業、研究における手話通訳の変革と変革の場としての手話通訳学) |
第3回 | Riona Tindal 博士 (Senior Disability Advisor, Student Disability and Accessibility Student Success, Griffith University) Cathy Easte 氏 (Manager, Student Disability and Accessibility Student Success, Griffith University) |
The Deaf Student Support Program at Griffith University, Old Australia (グリフィス大学におけるろう学生サポートプログラム) |
第4回 | Christian Rathmann 教授 (Chair of Department of Deaf Studies and Interpreting, Humboldt-Universität zu Berlin) |
Use of Communication Strategies between Deaf Interlocutors from two Different Countries (異国のろう者同士のコミュニケーション戦略使用について) |
第5回 | 松岡 和美 教授 (慶應義塾大学 教授) 矢野 羽衣子 氏 (関西学院大学 手話言語研究センタ ー 客員研究員) |
Where Sign Language Came from and are Going to: A Case Study of Miyakuobo Sign Language (手話はどこからやって来てどこへ向かうのか:宮窪手話の事例から) |
第1回 概要・講師紹介
第1回目の講演タイトルは"To Be or Not to Be Deaf : That is the Question" (ろう者であるべきか、そうでないべきか)、講師はろう文化、ろう者のアイデンティティ、通訳などの分野で著名なThomas K.Holcomb教授(オーロニ・カレッジ)です。
「ろう文化とろう者のアイデンティティー」をテーマに、ろう児/ろう者が自分らしく生きていくためには?についての貴重なメッセージとなっています。
日本手話通訳は、NPO法人手話教師センターの、ろう通訳者養成講座の修了生が担当くださいました。 アメリカ手話、音声英語、日本語字幕、日本手話の4言語でご覧いただけます。 是非ご覧ください!Thomas K.Holcomb 教授 講演動画
"To Be or Not to Be Deaf: That is the Question"
Thomas K.Holcomb 教授
オーロニ・カレッジ(アメリカカリフォルニア州)教授。ろう者・聴者の学生を対象に、ろう文化・ろう教育・通訳に関するコースを担当。以前はサンノゼ州立大学(アメリカカリフォルニア州)、国立ろう工科大学(アメリカニューヨーク州)で教鞭を取る。 ギャロデット大学心理学学士課程修了、ロチェスター工科大学 Career and Human Resources Development 修士課程修了、ロチェスター大学 Curriculum and Instruction 博士課程修了。 主な著書に、Deaf Eyes on Interpreting (2018), Reading Between the Signs: Intercultural Communiction for Sign Language Interpreter (2014), Introduction to American Deaf Culture (2013), Deaf Culture, Our Way: Anecdotes from the Deaf Community (2011)など。また、マルチメディアのオンラインカリキュラム制作にも携わり、Strategies for Effective Deaf/Hearing Interactions (2021) や、See What I Mean: Diffeences between Deaf and Hearing Culture (2009) などがある。
※共同で講演動画を配信する海外の大学
香港中文大学 手話言語学・ろう者学研究センター(香港)
インドネシア大学 手話言語研究所(インドネシア)
ケラニア大学 障害学研究所(スリランカ)
ドンナイ大学 ろう文化促進センター(ベトナム)
デ・ラ・サール大学セントベニール校(フィリピン)