2021.07.21.
2021年度「手話学コロキアム」(全4回)開催のお知らせ【オンラインセミナー】

 手話言語研究センターでは2019年度、2020年度と手話言語学や手話に関する研究に興味がある方を対象に研究講座「手話学コロキアム」を実施してきました。
今年度は「手話研究の魅力」をテーマに全4回シリーズで開催します。第1回は講師に武居渡先生をお招きし、手話研究の魅力や、手法についてお話しいただきます。
第2回~第4回はワークショップを中心に、研究の疑似体験をしていただくなど、研究の楽しさや手法をより身近に感じていただけるような内容となっています。
是非この機会にご参加ください!

※※※定員に達したため受付を終了しました。沢山のお申込みありがとうございました※※※
※全4回のうち、第1回目は以下の 申込フォーム よりお申込みください。(事前申込要、定員:200名)
※第2回~第4回のお申込みは第1回へのご参加が必須となります。定員を超えるお申込みをいただいた場合には、申込みフォームにご入力いただいた内容をもとに選考させていただきます。(定員:各回20名)

▲クリックで開きます


第1回

第1回 「手話研究の魅力と方法」 
武居渡 氏(金沢大学教授)


【プロフィール】1994年、筑波大学 第二学群 人間学類卒業後、同大学院心身障害学研究科を経て、1999年に金沢大学教育学部講師として着任。
現在、金沢大学 人間社会研究域 学校教育系教授として、主に特別支援学校の教員養成に関わっている。両親はろう者(CODA)。
専門は、聴覚障害教育。特に、子どもの手話の発達や手話能力評価法の開発などに取り組んでいる。
平成29年度版特別支援学校学習指導要領の編纂にも関わった。
 

2021年度「手話学コロキアム」第1回申込フォーム関連リンク

第2回 ~第4回(お申し込みには第1回へのご参加が必須となります。いずれか1つのお申し込みも可能です。)

第2回 「日本手話の音素・音節・音素配列論について」  2021年10月23日(土) 13:20~16:30
原大介 氏(豊田工業大学教授)


【プロフィール】国際基督教大学大学院教育学研究科博士前期課程修了(修士)・The University of Chicago, Department of Linguistics (シカゴ大学大学院言語学科)修了(博士)。現在、豊田工業大学教授。1991年、手話言語学発祥の地であるアメリカに渡り、シカゴ大学で手話言語学を学ぶ。アメリカ手話・日本手話の音節の適格性に関して博士論文を作成。現在、豊田工業大学で英語を教えながら、日本手話音節の適格性、語形成、中間型手話の特徴、文末の指さし等について研究を行っている。 
 

第3回 「私たちはなぜマウジングを用いるのか - 日本語から借用された口の動き - 」  2021年12月19日(日) 13:20~16:30
岡田智裕 氏(総合研究大学院大学5年一貫制博士課程)


【プロフィール】東京生まれ。幼稚部〜高等部を聾学校で過ごす。現在、総合研究大学院大学 複合科学研究科 情報学専攻 5年一貫制博士課程在籍中。専門は日本手話の口形(マウジング)。 2019年3月に行われた社会言語科学会第43回研究大会において、第20回研究大会発表賞を受賞した。[岡田智裕・坊農真弓 (2019) 「日本手話会話におけるろう者の言語使用 ―年代別のろう者のマウジング使用頻度に着目して―」社会言語科学会 第43回研究大会)]

第4回 「L1/L2の日本手話表出に関する比較研究」  2022年2月12日(土) 13:20~16:30
中野聡子 氏(群馬大学准教授)

【プロフィール】
群馬大学共同教育学部特別支援教育講座/手話サポーター養成プロジェクト室 准教授。筑波大学大学院心身障害学研究科修了。
博士(心身障害学)。手話言語の認知/言語発達における研究では、日本初のろう者による博士号取得となった。
障害学生支援の仕事に従事する傍ら,必要に迫られて手話通訳養成の研究に着手する。
現在は,群馬大学において日本手話の習得から通訳資格取得に至るまでの手話教育カリキュラムを実施・統括している。

※来年度(2022年度)は今年度の参加者からグループを作り、学習会の実施も検討しています。

【お問い合せ】
 関西学院大学 手話言語研究センター
 TEL: 0798-54-7013 
   FAX: 0798-54-7014
   Email: slrcenter@kwansei.ac.jp