2023.02.14.
2022年度「手話学コロキアム」第3回を開催しました

中野聡子先生 イントロダクションの様子

中野聡子先生 イントロダクションの様子

1月28日(土)、第3回手話学コロキアムを西宮上ケ原キャンパスにて開催しました。

第3回目は群馬大学・共同教育学部の中野聡子准教授をお招きし、これまでの手話学コロキアムで学習してきたことをふまえて、「研究計画の作成」について学びました。

  まず初めに、中野先生による「研究計画の作成」のためのイントロダクションがあり、「何を知りたいのか」という目的を明確にし、研究テーマに対して「問題は何か」を整理すること、手話に係る専門用語の定義と概念を把握することが必要であるということをうかがいました。

 参加者それぞれの発表後は、他の参加者からの質疑応答や意見交換が行われ、中野先生からは、「研究の目的を一つに絞る方がよい」、「様々な要因が関係している場合もあるため、目的に合わせて条件を統一する必要がある」といった助言をいただきました。さらに、直感的な感覚は、深く分析することによって他にない研究アイデアの源泉となりうるものなので、大切にしてほしいというお言葉もいただきました。

 

意見交換の様子

意見交換の様子

 参加者からは、

・「いろいろな視点の話がきけて、視野が広がりました。」
・「講師の助言が具体的で、大変勉強になりました。」
・「みなさんの意見から何かしらヒントが得られひらめき、自分の研究を進めること
  ができます。」

 といった感想をいただき、たいへん充実した学びの時間となりました。

 これをもって、今年度3回の開催予定であった手話学コロキアムも全て無事に終了しました。 今回講師を務めていただいた中野先生はじめ、第1回講師の矢野先生、第2回講師の松﨑先生、また参加者の皆様、ありがとうございました。