2022.11.09.
2022年度「手話学コロキアム」第2回を開催しました
10月22日(土)に第2回手話学コロキアムを開催しました。
手話研究について実践的に学んでいただく3回シリーズの第2回目となります。
今回は、宮城教育大学の松﨑丈先生をお招きし、「研究事例を通して研究手法を学ぼう」をテーマに講義とワークショップを行いました。
はじめに、松﨑先生が執筆された「ろう児が自己経験を物語ることの発達的意義」に関する研究論文をご紹介いただき、論文完成までの研究過程を具体的に示しながら、研究の進め方や分析の手法、考察の方法等について講義いただきました。
ワークショップでは、「ろう児の語り」の分析を体験しました。ろう児の語りを模して作成した手話動画を基に、グループに分かれて分析を行いました。まず、語りを記述したうえで、どのような「出来事」が見られ、それらがどのように関連しているかをグループ内で話し合いました。その後、分析の結果や分析をして気づいた点などをグループごとに発表し、活発な意見交換が行われました。
以下、参加者からの感想です。(抜粋、原文のまま)
・経験したことのない観点からの研究・分析だったためとても実りのある企画でした。
・具体的な事例や先生のご経験が聞けて良かったです。
・ろう児の言語能力の分析方法について詳しく知ることができて大変興味深かったです。
講師の松﨑先生、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。