2022.06.30.
2022年度ミニ講座「手話とろう学校」を開催しました

6月16日(木)に本学西宮聖和キャンパスのラーニングコモンズ「リプラ」のロングアクティビティープログラムの一環として、当センター主催のミニ講座「手話とろう学校」を開催しました。

大西啓人氏のミニ講義の様子

大西啓人氏のミニ講義の様子

今回のミニ講座では、このほど日本財団聴覚障害者海外奨学金事業第16期生として、ギャロデット大学ろう教育研究修士課程を修了された大西啓人氏をお招きし、学生を中心に16名の参加者が手話やろう学校について学びました。

大西氏ご自身の学生時代や教育実習の経験から、ろう学校において手話が堪能な教員がまだまだ不足していること、ろう者にとっての音読、ろう教育の課題、さらに大学院で学んだ手話教育に関する理論まで、多岐にわたるお話をしてくださいました。

重田千輝氏の日本手話体験講座の様子

重田千輝氏の日本手話体験講座の様子

また、後半には、NPO法人手話教師センターの重田千輝氏による日本手話体験講座を行いました。音声言語を使用せず、目で見て手話を学ぶという新鮮な教授法で、参加者は次第に手話の世界に引き込まれていきました。

参加者の感想を一部紹介します。

・今回のイベントでは、手話について全く知識のない私でも理解することができ、新しく学んだことが多くありました。特にろう学校での教育課題について考えさせられました。

・ろう学校に手話があまり得意ではない先生もいるということにとても驚いた。ろう学校の実情を詳しくは知らなかったので良い経験になった。手話を実際に体験してみて、簡潔で分かりやすく学べた。

  • ・手話について、また、ろう者の教育について学ぶことができて非常に良い時間になりました。大学生になってからずっと手話を勉強したいと思っていたので、これを機に勉強したいと思います。
講師の大西様、重田様、参加された皆様、会場をご提供くださった「リプラ」スタッフの皆様、ご協力ありがとうございました。